作家・京極夏彦さんが2001年に発表したSFミステリー小説『ルー=ガルー 忌避すべき狼』の続編が10年振りに書かれた。講談社は10月14日に『ルー=ガルー2 インクブス×スクブス 相容れぬ夢魔』の発売を明らかにした。 また、今回の発売は単行本版(税込3360円)、ノベルズ版(1470円)、文庫版(上下巻各735円)、そして電子書籍版(予価1400円)の4形態での同時リリースとなる。単行本発売の後に期間を置いてノベルズ、文庫となることの多い出版界で、ユニークな試みとなる。同時発売で様々なニーズを掴む。 今回の発売を記念して、京極夏彦さんレギュラーゲストを務めるTOKYO FMのラジオ番組「東京ガベージコレクション」では、京極さんとメインパーソナリティの平山夢明さんが作品についてのトークを行う。 さらにこの収録の様子をYouTube、Ustream、ニコニコ生放送の3つで、同時中継する企画が行われる。作品についての最新情報、さらに作家としてだけでなくパーソナリティとしても定評のある京極さんのトークも期待される。生放送はいずれも9月28日の19時から20時を予定する。 このトークは、10月16日の「東京ガベージコレクション」の本放送、10月17日にCSミステリー専門チャンネルAXNミステリーの番組「講談社リブラリアンの書架」でも放映される。 紙出版、電子書籍での発売、インターネット、ラジオ、テレビでの情報提供とあらゆるメディアが利用される。出版販売とプロモーションの新たな取り組みともなっており、注目される。 『ルー=ガルー2 インクブス×スクブス 相容れぬ夢魔』は、前作と同様、高度に管理された近未来を舞台とする。少年少女の連続殺害事件の3ヶ月後、過去の事件を巡る妄執と狂気と陰謀が始まる。 前作の『ルー=ガルー』は、マンガやアニメなどのメディアミックス展開が行われている。2006年から3年間「月刊コミックリュウ」にてコミカライズド作品が連載された。 また、2010年にプロダクション I.Gのアニメ制作で劇場アニメ化もされている。本作ではガールズバンドSCANDALの音楽が作品のなかで伝説のアーティストとして登場、主題歌、エンディング曲、挿入歌を担当した。現実と作品のクロスオーバーも話題を呼んだ。『ルー=ガルー2 インクブス×スクブス 相容れぬ夢魔』/http://www.bookclub.kodansha.co.jp/books/topics/loupsgarous/京極夏彦 著 講談社刊 単行本版: 3360円(税込)ノベルス版: 1470円(税込)分冊文庫版:上・下巻 各735円(税込)電子書籍版:予価1400円(税込)[作品トーク生中継]Ustream /http://www.ustream.tv/user/KODANSHA_LIVEYouTube /http://www.youtube.com/user/KODANSHALIVEニコニコ動画 /http://live.nicovideo.jp/gate/lv64648084[作品トーク放映]東京ガベージコレクション放送回 10月16日(日)25:30~26:00(予定)講談社リブラリアンの書架11月号 放送 10月17日(月)13:30~(初回放送)
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