この映画『ベルセルク』の音楽スタッフがこのほど発表された。主題曲にはテクノポップなメロディーで日本を代表する平沢進さん、音楽には鷺巣詩郎さんが決定した。いずれも日本ジャンルを超えて活躍する才能だ。
平沢進さんは劇場アニメでは『千年女優』、『パプリカ』なども手掛けアニメファンにもよく知られた存在。1997年に放映されたテレビアニメ『剣風伝奇ベルセルク』でも劇中歌を担当しており、本作とも縁が深い。今回は、原作の持つ世界観をどのような音楽で表現するか注目される。
鷺巣詩郎さんは、ポップミュージック、映画、ゲームと多方面で活躍する。日本の映画音楽でも代表的な存在である。なかでも「ヱヴァンゲリヲン新劇場版シリーズ」の印象的な音楽が多くの人の心に残っているに違いない。
映画は既にアニメスタジオ STUDIO 4℃による制作が発表されている。窪岡俊之監督、脚本に大河内一楼さん、キャラクターデザイン・総作画監督恩田尚之さんも明らかにされている。これに今回は平沢進さん、鷺巣詩郎さんも加わる。
アニメファンであれば、目が離すことの出来ない強力なスタッフ陣である。そして、映画の完成度の高さを期待させるには十分過ぎるほどだ。2012年1月の劇場公開を期待したい。
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(c)三浦建太郎(スタジオ我画)・白泉社/BERSERK FILM PARTNERS
主題曲:平沢進さんコメント
「ベルセルクの世界観は、私の日常的な創作活動の基底に敷き詰められたある種の明暗のジグソーパズルの内、多くのピースを共有しています。
ですから私は創作の姿勢を何ら変更することなく、自分自身の作品として作曲に臨む事が出来ます。これはとても幸運な事です。
再び私を起用して下さった三浦先生と全ての関係者に感謝します」
音楽:鷺巣詩郎コメント
「かくも壮大なる「ベルセルク」の音楽を担当させていただくことになり、ダークファンタジー好きにとって、いつになく濃密なる充実感を味わっております。
戦闘が多いゆえ、自らも戦(いくさ)におもむく気持ちで、さらには原作および監督のフィロソフィーに迫るべく音楽が奏でられるよう、常に高みを目指し、邁進いたします!!」
『ベルセルク 黄金時代篇Ⅰ 覇王の卵』
2012年1月より全国公開 (PartⅡ、Ⅲ 順次公開)
/http://www.berserkfilm.com
原作: 三浦建太郎(スタジオ我画)
監督: 窪岡俊之
脚本: 大河内一楼
キャラクターデザイン・総作画監督: 恩田尚之
アニメーションディレクター: 岩瀧 智
美術監督: 竹田悠介、中村豪希、他
アニメーション制作: STUDIO4℃
配給: ワーナー・ブラザース映画