最新のニコニコミュージカルは「源氏物語」11月上演 | アニメ!アニメ!

最新のニコニコミュージカルは「源氏物語」11月上演

ニコニコミュージカルが、第7弾として『源氏物語』を発表した。11月16日から23日まで全労済ホール/スペース・ゼロで

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 劇場でのライブなパフォーマンスとインターネットを融合させることで注目されるニコニコミュージカルが、第7弾として『源氏物語』を発表した。11月16日から23日まで全労済ホール/スペース・ゼロで上演される。
 主演はニコニコ動画では、歌い手として活躍する ぽこた、ニコニコミュージカルでは第2弾『ニコニコ東方見聞録』に続く主演となる。また、演出は、『クリスマス・キャロル』、『ニコニコニーコ』に続き、湯澤幸一郎が担当する。

 これまでも幾つも話題作を送り出してきたニコニコミュージカルだが、今回の『源氏物語』はこれまで以上に挑戦的なプログラムといえそうだ。ニコニコミュージカルの特徴は、よくも悪くネット的であることだ。
 第1弾の『クリスマス・キャロル』の主演の堀江貴文は時事的な話題でまずアイキャッチ効果を発揮した。続く作品はボーカロイドやアニメ・マンガなどがテーマに入り込み、ニコニコ動画のユーザーに分かりやすいものだ。『源氏物語』という題材はオーソドックスではあるけれど、こうしたテーマとは一見離れて見える。普通の演劇・ミュージカルをネットで楽しむ世界を作りたいという野心が、そこから感じられる。

 とはいえニコニコミュージカルだけに、『源氏物語』といえども一筋縄ではいかない。演出の湯澤幸一郎は、『紫式部』を平安時代の非モテ腐女子・紫式部の妄想が産んだ同人誌と読み替える。そして自らも紫式部役として舞台に登場するという。どんな『源氏物語』が飛び出すか、気になるところだ。

 9月6日には、いま話題の六本木の次世代ライブハウス・ニコファーレにて、制作発表会が行われた。湯澤は「作者・紫式部がこの舞台上にも出て、作者の現実の世界と物語の世界が交錯していくという形にしていこうと思っています。それぞれの世界のコントラストをつけながら、創っていこうと思っています」とこれまでにないかたちの『源氏物語』であることを披露、さらにベッドシーンもあると衝撃の発言も。
 また、発表会では、ぽこたと紫の上役のと富田麻帆が平安朝の衣装で登場し、雰囲気を盛り上げた。そして、本作に挑む決意を語った。

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ニコニコミュージカル 公式サイト /http://www.nicovideo.jp/nicomu

ニコニコミュージカル第7弾
『源氏物語』

2011年11月16日(水)~23日(祝・水) 
全労済ホール/スペース・ゼロ

演出: 湯澤幸一郎 
脚本: 喜安浩平 
音楽: 住友紀人

[出演]
ぽこた、富田麻帆
大河元気、Kimeru、高木俊、平田裕一郎、川隅美慎、小松美咲、尾崎桃子、冨士枝千夏、大谷咲子、新谷真弓(予定)
湯澤幸一郎
《animeanime》
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