
OTAKONは1994年にスタート、毎年夏に開催される。米国東海岸最大のアニメコンベンションで、西海岸のアニメエキスポと並び、米国を代表する日本のアニメ・マンガイベントである。本年は過去最高の約3万2000人が会場を訪れた。
毎年大型イベントや日本からの豪華なゲストが注目されるOTAKONだが、今年のビッグイベントのひとつとなったのが、日本では7月2日に公開し上映中の『鋼の錬金術師 嘆きの丘(ミロス)の聖なる星』である。話題の映画のいち早い紹介、そして本作の村田和也監督がゲスト出演と話題性たっぷりだ。
そんななか7月30日17時から行われた上映会には、上映開始2時間前から長蛇の列が出来た。5500人収容の会場は瞬く間に埋まってしまい、何百人ものファンが会場に入ることが出来なくなってしまった。このため7月31日にも予定外の追加上映会の開催を決定、翌日も多数のファンが会場に押し寄せた。
上映待ちの間には、「ハガレン」コールが起きた。また上映終了後には、拍手のなか監督が登場し、米国のファンに熱い思いを語った。結局、上映会の動員数は2日で8000人にも及んだ。この数はコンベンション参加者全体の1/3にもなる。
今回上映された『鋼の錬金術師 嘆きの丘(ミロス)の聖なる星』は、2012年春には全米公開も決定している。劇場公開に向けて好スタートを切ったかたちだ。
『鋼の錬金術師 嘆きの丘(ミロス)の聖なる星』
/http://www.hagaren-movie.net/
OTAKON
/http://www.otakon.com/

