映画のタイトルにつけられた「ブラッド・プリズン」は、暗殺未遂および殺人を犯した者が送られる断崖絶壁、絶海の孤島にある罪人収監所、鬼灯城(ほおずきじょう)のこと。なんと本作でナルトは、罪人として脱獄不能のこのブラッド・プリズンに送られてしまう。 無実を主張し脱獄を試みるナルトは、今度は命を狙われてしまう。命を狙うのは何者なのか、一体どこに潜んでいるのか、その目的は?謎と陰謀の渦巻くブラッド・プリズンで、忍びたちの闘いが始まる。 脚本を作家の東山彰良さんが担当するのも話題だ。デビュー作『逃亡作法―TURD ON THE RUN』で、第1回「このミステリーがすごい!」大賞銀賞と読者賞をダブル受賞した気鋭に期待が高まる。この夏の『NARUTO』はひと味違いそうだ。 劇場公開は7月30日から全国東宝系にて、また昨年に続き新作短編作品の同時上映も決定している。『炎の中忍試験!ナルトVS 木の葉丸!!』と題して、原作でも明らかにされていないナルトが未だに中忍になっていない理由が描かれる。