5月28日、東京港区・スペースFS汐留にて劇場アニメ『トワノクオン』第1章 泡沫の花弁(うたかたのかべん)の完成披露試写会が開催された。本作は、アニメスタジオ BONESが制作するSFアニメ、2010年に多くの人に惜しまれつつ亡くなった飯田馬之介監督の遺作でもある。 飯田監督の意志を受け継いだもりたけしさんが協力監督、キャラクターデザイン・アニメーションディレクターに『カウボーイビバップ』の川元利浩さん、シリーズ構成に『デュラララ!!』の根元歳三さん、音楽に川井憲次さんなどなど。実力派スタッフが集まりハイクオリティの映像とアクション、ドラマを実現する。 また、シリーズはおよそ45分の連続する6本シリーズを、毎月1回、6カ月連続で上映する。ファンの関心を半年間の引きつけ続ける戦略だ。これまでにない作品公開の方法も、注目される。 今回の第1章はそのスタートにあたるが、出だしから猛ダッシュを感じさせる波乱の展開、ハイクオリティだ。期待どおりのバトルシーン、美しい背景、CGアニメーションは新時代を感じさせる。 完成披露試写のトークには、主人公クオンを演じた神谷浩史さん、クオンと伴にアトラクターのメンバーとして戦うユリ役の白石涼子さん、そしてボンズの南雅彦社長が参加した。南社長が今朝10時まで作業していたという、出来たばかりの本作について熱いトークを交わした。 神谷さんが演じるクオンは、少年の姿、そして獣のような姿の2面性を持つ。これについて心優しい感じと見たままの野獣のようなかたちを演じ分けたという。 一方、白石涼子さんのユリ役は、そんなクオンに積極的にアプローチするところもある姐御肌。ナイスボディに、見せ場も多い。南社長がボンズの(作品の)一番のセクシーカットと呼ぶ場面もあるだけに見逃せない。 南社長は本作について、「オリジナルな作品で多くのスタッフが関わってくれた。アクションやデザインなど見どころの多い熱い作品」と語る。 また、劇場公開に先立って、映画の魅力を紹介する特別番組の放映も決まっている。「『トワノクオン』劇場上映記念!先行映像すべてみせます!!」は、6月10日26時からTOKYO MXで、その後RKB毎日(6月14日26時25分~)、北海道放送(6月16日25時26分~)、毎日放送(6月16日27時10分~)、中部日本放送(6月17日27時5分~)と続く。『トワノクオン』公式サイト /http://www.towanoquon.com第1章脚本: 根元歳三絵コンテ: もりたけし演出: 原口 浩作画監督: 川元利浩・吉岡毅 全国5都市にて全6章・6ヶ月連続上映開始第1章 6月18日(土)より第2章 7月16日(土)より第3章 8月13日(土)より[上映劇場]新宿バルト9、梅田ブルク7、ワーナーマイカル・シネマズ大高、T・ジョイ博多、ユナイテッド・シネマ札幌
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