長編映画のもう1本は、『パリ猫の生き方:Une vie de chat』(監督:アラン・ガニョル、ジャン=ルー・フェリシオリ)である。質の高いアニメーション制作を続けるスタジオ フォリマージュ(Folimage)の最新作だ。昼は買い猫、夜は盗賊の相棒として活躍する猫のディノの冒険を描いた2Dアニメーションである。フランス・アニメーションの伝統を感じさせるフォリマージュの映像世界が見どころになる。 およそ15分の短編『ロープ:La Femme à cordes』は、一転して最新のデジタルアニメーションの手法を取り入れたもの。1979年生まれのヴラディミール・マヴニア=コウカ監督は、クレルモン・フェラン国際短編映画祭で最優秀賞作品賞を受賞するなど注目株。本作では、見知らぬ男から奇妙なショ―招待された青年の体験が描かれる。 プログラムの詳細や日程は、フランス映画祭2011にて。チケットは5月21日よりチケットぴあにて発売開始する。