米国アカデミー賞短編アニメーション賞を2度にわたって受賞した、アニメーション作家フレデリック・バックの特集上映がこの夏に東京・神保町シアターで行われる。7月2日から10月2日まで、アカデミー受賞の『木を植えた男』、『クラック!』を含む短編4作品が劇場公開される。 映画配給は三鷹の森ジブリ美術館とスタジオジブリが行う。両者は7月2日から東京都現代美術館で開催されるフレデリック・バック展の企画制作協力も行っている。美術展は、およそ1000点に及ぶ展示作品でフレデリック・バックの創造の世界を紹介する大型企画展である。展覧会と連動するかたちで、映像作品も観てもらうといった特集上映になっている。 上映作品は上記2作品のほかに『大いなる河の流れ』、『トゥ・リアン』が含まれる。さらに期間中は、フレデリック・バックほか短編も含めた全9作品の一挙上映も予定しているとのことだ。こちらの詳細は後日発表される。 料金は4作品全ての鑑賞で一般1800円、学生1500円、シニア1000円、小学生以下の子供が500円、前売り券は1300円で劇場窓口にて発売中である。また、美術館のフレデリック・バック展の入館券をセットにしたセット券2300円も用意されている。 フレデリック・バックは、フランス生まれのアーティスト。1948年にカナダのモントリオールに移住し、イラストレーターやセットデザイナーとして働いた後、1968年からラジオ・カナダのアニメーション部門でアニメーションの制作を開始した。その作品は世界のアニメーション作家に大きな影響を与え続けている。 高畑勲監督、宮崎駿監督もそうしたなかにおり、東京都現代美術館の展覧会、今回の劇場公開もそうした中から実現したといえる。今回は高畑勲監修による新字幕、ニュープリントでの上映となっている。映画『フレデリック・バックの映画(短編四作)』公式サイト /http://www.ghibli-museum.jp/back/ [上映作品]『木を植えた男』、『大いなる河の流れ』、『クラック!』、『トゥ・リアン』 日本語字幕翻訳: 平岡恵実/加藤リツ子 日本語字幕監修: 高畑勲提供: 三鷹の森ジブリ美術館/スタジオジブリ/日本テレビ/ディズニー特別協賛: 日清製粉グループ配給: 三鷹の森ジブリ美術館/スタジオジブリフレデリック・バック展 東京都現代美術館 公式サイト /http://www .ntv.co.jp/fredericback
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