福岡の2010ADAA大賞 クリエイタ―シンポジウムも  | アニメ!アニメ!

福岡の2010ADAA大賞 クリエイタ―シンポジウムも 

福岡アジア美術館にて2010アジアデジタルアート大賞の表彰式が開催された。

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mrshape.jpg 3月26日、福岡アジア美術館にて2010アジアデジタルアート大賞の表彰式が開催された。2010アジアデジタルアート大賞は例年2月に同美術館にて受賞作品の展示および上映を行っている。今回の会期は3月17日から3月29日までと、通常より遅めの期間となった。

 アジアデジタルアート大賞は福岡県内の数あるコンテンツ関連イベントの中でも先んじて開催されてきており、今回で10回目の節目を迎えた。
 毎回表彰式には県知事も来場している。麻生渡県知事は壇上での挨拶で、これまでの開催の経緯などを述べた上で東北関東大震災についても言及した。今年は第4回ゲームフロンティアin福岡が中止となるなど、間接的に震災の影響が福岡にも及んでいる。

 2010アジアデジタルアート大賞の各受賞作品は昨年末に発表されている通りである。一般向けのカテゴリーBの部門が静止画と動画であるのに対し、専門家向けのカテゴリーAが静止画と動画に加えてインタラクティブアートとエンターテインメント(産業応用)も設けられているのが特徴だ。
 今回も動画部門からADAA大賞が選出され、表彰式の前にはADAA大賞を受賞した鈴鹿哲生氏(作品名:『Clear Skies in May』)らが参加したシンポジウム「クリエータからのメッセージ-大賞受賞者を交えて-」も開催されている。

 シンポジウムは各部門の大賞受賞者が参加し、表彰では優秀賞以上の作者のみが登壇となっているが、例年入賞の作者も数名列席している。今回はカテゴリーAの動画部門入賞から『熱血宇宙人』の山元隼一氏や『フミコの告白』の石田祐康氏といった各コンテストでもすっかりお馴染みの作者の姿も見られた。
 山元氏は今春大学院を修了、石田氏は今春大学を卒業となったが、山元氏は既にフリーランスとして活躍中である。山元氏が現在監督として制作しているアニメーションには石田氏もゲスト参加しているそうで、これについては近いうちに見られる予定があると語ってくれた。

 一方、昨年『Mr.Shape』でカテゴリーAの動画部門優秀賞を受賞していた白川東一氏が、九州日仏学館で「Mr.Shape展~カタチの世界で遊ぼうよ!」を開催している。こちらの展示は九州日仏学館の館長が昨年アジアデジタルアート大賞に来場していたことから誘いがあったという。この「Mr.Shape展~カタチの世界で遊ぼうよ!」の会期は3月25日から4月2日までとなっている。
【真狩祐志】

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アジアデジタルアート大賞 /http://adaa.jp/
九州日仏学館 /http://www.ifj-kyushu.org/
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