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原作小説の刊行は2008年2月にスタート、現在は累計8巻、7巻までが発売されている。総発行部数は55万部を突破、ライトノベルのトレンドを押さえることで定評のある宝島社の「このライトノベルがすごい2011」では、総合5位にランキングされている。
今後、ますます注目を浴びるタイトルと見られていた。今回のアニメ化決定で、その人気にさらに勢いがつくことになりそうだ。
作品は「庶民派青春学園シリアス・ギャグアクション」と名を打つ。タイトルどおり「ベン・トー」=弁当が、作品のキーワードとなる。半額弁当を巡ってスーパーで熾烈な戦いが繰り広げられる。
本作の主人公はとあるスーパーの近くにある寮に住む佐藤洋。洋はスーパーで半額シールを貼られた弁当に手を伸ばした直後、凄まじい戦いに巻き込まれてしまい意識を失う。目が覚めた時には、すでに半額弁当は消えていた。
そこで同じ学校に通う女生徒の白粉花と出会う。二人は翌日からスーパーに通い詰めるが、「氷結の魔女」と呼ばれる別の女生徒 槍水仙から、スーパーで起きている半額弁当を争奪戦の話を聞く。やがて二人は、技を競い、誇りと生活を懸けた半額弁当争奪戦に足を踏み入れる。
奇想天外なストーリーは、まさにアニメでの表現が気になるものだ。アニメならではの映像が期待される。ただし、2月25日の発表は第一報となっており、放送開始時期やスタッフ、キャストなどは今回明らかにされていない。今後のさらなる新たな発表を待つことになる。
画像: (C)アサウラ・柴乃櫂人/集英社スーパーダュシュ文庫
『ベン・トー』 /http://ben-to.net
原作:アサウラ(集英社スーパーダッシュ文庫)
原作イラスト:柴乃櫂人
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