「アップルシード」に新アニメシリーズ 2011年春展開スタート | アニメ!アニメ!

「アップルシード」に新アニメシリーズ 2011年春展開スタート

映像製作のミコット・エンド・バサラは、士郎正宗さんのSFマンガ『アップルシード』を原作とする新アニメシリーズ『アップルシード XIII(サーティーン)』の製作を発表した。

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 映像製作のミコット・エンド・バサラは、士郎正宗さんのSFマンガ『アップルシード』を原作とする新アニメシリーズ『アップルシード XIII(サーティーン)』の製作を発表した。全13話のCGアニメーションとなり、ジーニーズアニメーションスタジオが制作、さらにプロダクション I.Gが制作協力を行う。ジーニーズアニメーションスタジオは、ウォルト・ディズニーが日本で製作したオリジナルCGアニメーション『ファイアボール』の制作などが知られている。また、プロダクションI.Gは、『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』や『イノセンス』で国際的に知られている。
 『アップルシード』は、人気マンガ家士郎正宗さんの代表作として高い人気を獲得している。これまで2004年の『アップルシード』、2007年の『エクスマキナ –APPLESEED SAGA-』と2度にわたり劇場アニメ化されている。原作を活かした世界観、CGアニメーションでの派手なアクションにより、いずれもワールドワイドでのヒット作となった。しかし、今回はこれらの続編ではなく、新しいシリーズとして展開する。

 ストーリーは、第五次世界大戦後の人工都市オリュンポスを舞台とする。特殊部隊ES.W.A.T.の女性隊員デュナン、そして戦闘サイボーグのブリアレオスの活躍を描く。ミコット・エンド・バサラでは、映画版とは異なるデュナンとブリアレオスの関係性もみどころとしている。
 監督には、『図書館戦争』、『獣の奏者エリン』の浜名孝行さん、そしてキャラクターデザインにはプロダクション I.Gから後藤隆幸さん、メカニカルデザインに竹内敦志さんが参加する。シリーズ構成・脚本にもプロダクション I.Gの藤咲淳一さんと脚本チームが加わる。
 さらに原作者である士郎正宗さんがキャラクターデザイン原案を行う。原作を意識したキャラクター設定が目指される。

 本作は日本だけでなく、北米、ヨーロッパ、アジア各国などに向け世界的に展開する。劇場版の世界的な高評価を、新シリーズにつなげる。ミコット・エンド・バサラは10月25日から東京・六本木ヒルズで開催されている国際コンテンツマーケットTIFFCOMにも出展し、『アップルシード XIII』を全面に押しだしている。士郎正宗さんの作品を原作するアニメでは既に『攻殻機動隊』シリーズもあり、日本を代表するアニメブランドとして『アップルシード XIII』の今後の展開が期待される。
 ミコット・エンド・バサラによる『アップルシード』のアニメシリーズは、2008年に制作ラデックスモバニメーションによる『アップルシード ジェネシス』が一度発表された。しかし、こちらは2008年夏に製作中止になっている。その後、ミコット・エンド・バサラは別の枠組みでのアニメ化を目指すとしていた。

『アップルシード XIII(サーティーン)』 公式サイト /http://www.appleseed13.jp/

原作: 士郎正宗「アップルシード」(青心社刊)
企画: ミコット・エンド・バサラ
企画協力: 青心社
監督: 浜名孝行
シリーズ構成: 藤咲淳一
脚本: 藤咲淳一、櫻井圭記、谷村大四郎、岡本航征、梅原英司
助監督: 布施木一喜
CG 監督: 渡辺昭仁
キャラクターデザイン原案: 士郎正宗
キャラクターデザイン: 後藤隆幸
メカニカルデザイン: 竹内敦志
美術背景: 美峰
プロップデザイン: ヒラタリョウ
制作: ジーニーズアニメーションスタジオ
制作協力: プロダクション I.G
製作: 「アップルシード XIII」製作委員会
《animeanime》
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