10月23日から東京・六本木で、各国から優れた映画とゲスト招いた第23回東京国際映画祭が開催されている。10月24日には、7月の全米公開で記録的な大ヒットとなった3D(立体視)フルCGアニメーション『怪盗グルーの月泥棒 3D』が特別招待作品として登場した。 上映にあたっては、本作のプロデューサー クリス・メレダンドリ氏が来日、舞台挨拶をし、作品の魅力を観客や取材に集まったメディアに紹介した。 クリス・メレダンドリ氏はハリウッドの大物プロデューサーとして知られている。ハリウッドメジャーのひとつ20世紀FOXでアニメーション部門を立ち上げ、『アイス・エイジ』シリーズなどを大ヒットさせた。ブルースカイスタジオを中心にディズニー/ピクサー、ドリームワークス・アニメーションに次ぐアニメスタジオを作り上げた。 『怪盗グルーの月泥棒 3D』は、そのメレダンドリ氏が独立後立ち上げたイルミネーション・エンターテインメントの第1作だ。第1作目からのブロックバスター級の大ヒットで、再びハリウッドを驚かせた。 イルミネーションはユニバーサル・スタジオと総合的契約を結んでおり、今後も毎年1作から2作を全米公開する予定だ。そうした中で先頃、現代日本を代表するマンガ 浦沢直樹×手塚治虫:『PLUTO』を手塚プロダクションと共に実写映画化することを全世界に発表している。 メレダンドリ氏は「日本が大好きで、この10年で7回ぐらい日本に来ていますが、来るたびにインスピレーションを受けています」と、自らその親日家ぶりを観客に紹介した。 そして、『怪盗グルーの月泥棒 3D』の製作のきっかけについて、スペイン人のアニメーターによる持ち込んできた企画あった裏話を披露した。また、本作の中で印象的なキャラクター ミニオンについて、二人の監督がバナナを大好きなことが影響して誕生したことなども話した。 また、発表されたばかりの『PLUTO』のハリウッド実写映画化にもふれた。「かねてから日本のポップカルチャーに大変興味があった。素晴らしい作品なので、ちゃんとしたものを作らなければと、大きなプレッシャーを感じています」と手塚治虫さんと浦沢直樹さんに対する深い敬意を表した。 メレダンドリ氏は10月23日には、日本語吹替えを担当した笑福亭鶴瓶さん、芦田愛菜さんとグリーンカーペットを歩いている。当日、正装した笑福亭鶴瓶さんと白いドレス姿の愛菜さんは、観客から大きな歓声を受けた。ふたりは元気よく観客に手を振り返し、サインにしっかり応じながら、長い時間をかけてグリーンカーペット・イベントを楽しんだ。 このグリーンカーペットについてメレダンドリ氏は、「2人とはLAプレミアでも、昨日のグリーンカーペットでも一緒だったが、どちらも声に個性があってとてもファンタスティックだ」と讃えた。『怪盗グルーの月泥棒 3D』公式サイト /http://www.tsukidorobou.jp10月29日(金)よりTOHOシネマズ 有楽座ほか全国ロードショー
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