「電撃コミック ジャパン」プレ創刊号 無料配信開始 | アニメ!アニメ!

「電撃コミック ジャパン」プレ創刊号 無料配信開始

アスキー・メディアワークスは、iPad/iPhone/PC向けの電子媒体専門のマンガ雑誌「電撃コミック ジャパン」を10月15日にプレ創刊した。

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 アスキー・メディアワークスは、iPad/iPhone/PC向けの電子媒体専門のマンガ雑誌「電撃コミック ジャパン」を10月15日にプレ創刊した。電子書籍サイト「理想書店」にて、無料配信を行なっている。雑誌はiPadとiPhone、それにPCに対応する。
 「電撃コミック ジャパン」は全てオリジナルの描き下ろしマンガを掲載、紙媒体の雑誌は発行しない。電子メディアに向けた新しいかたちを取る。今年8月に創刊を発表していたが、いよいよプレ創刊というかたちで姿をみせる。12月に予定している本創刊は有料となるが、今回は全て無料というお得なものだ。
 プレ創刊号のボリュームは253ページ、10人の作家が完全オリジナルの作品をそれぞれ掲載している。『犬神』などの外薗昌也さんが日常に潜む非日常の怖さを描いた 「インソムニア」、ホラーギャグで知られる押切蓮介さんの 「ばけむしょ」、さらに台湾のイラストレーター陳淑芬さんの「ヒヤシンス -21世紀的台湾娘事情- 」など、多彩な作品が並ぶ。いずれも電子書籍での作品発表に関心の深い作家だという。また創刊号でも引き続きき作品連載を続ける予定だ。
 創刊号では作家陣は24人に大幅ボリュームアップし、ページ数は全600ページと拡大する。価格は税込み500円と予定している。
 雑誌のメインターゲットは20代前半から30代の男性だ。また、日本語だけでなく英語版、中国語版も制作、世界に向けて発信を目指す。

 アスキー・メディアワークスによれば電子マンガ誌の創刊は、電子書籍の市場が急成長を遂げているためだ。2009年にはその市場は500億円を超えており、2014年には1300億円規模になるとみられる。さらに、iPadやその他の電子書籍リーダーの発売により電子書籍をめぐる環境に多様性が出て来ているとしており、ビジネスチャンスとみたようだ。
 また、「電撃コミック ジャパン」の掲載作品は電子版でのリリースだけでなく、単行本としての発売する予定だ。同社は今後も電子書籍を含む出版市場の拡大を目指すとしている。

電撃コミック ジャパン プレ創刊号
ページ数 : 253ページ
発行日 : 2010年10月15日(金) 発行元 : アスキー・メディアワークス 
配信元 : ボイジャー「理想書店」 /http://www.dotbook.jp/store/
配信プラットフォーム : iPad、iPhone、PC
言語 : 日本語    価格 : 無料

『電撃コミック ジャパン』公式サイト /http://comicjapan.dengeki.com/
『電撃コミック ジャパン』 プレ創刊号の掲載作品
 ■ 外薗昌也  「インソムニア」
 ■ 押切蓮介 「ばけむしょ」
 ■ 見ル野栄司 「ロッカク」
 ■ 阿部洋一 「血潜り林檎と金魚鉢男」
 ■ 陳 淑芬 「ヒヤシンス -21世紀的台湾娘事情- 」
 ■ 小竹田貴弘 「いかさま博覧亭」
 ■ おがたちえ 「キレイになり台湾」
 ■ 岩村月子 「ハイスクールレイニー」
 ■ 佐治晴斗 「少年ロケット」
 ■ 黒背骨実角 「戦国馬礼」
《animeanime》
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