文化庁メディア芸術祭は、2002年より国内外で開催している企画巡回展として10月30日から11月7日まで「文化庁メディア芸術祭 岡山展」を開催する。岡山市デジタルミュージアムを舞台に8日間、日本のメディア芸術の最も新しいトレンドを紹介する。 また企画展ごとに設けられるテーマは、「TOUCH & SEE 触ってみよう!見てみよう!」に決まった。近年のメディア芸術祭の受賞作品を中心に、触ることで変化し反応が起こるインタラクティブアートを中心に展示する。また上映企画では、手描き、クレイ、パペットなどのアニメーションの上映を行う。このほか会期中はアーティストによるプレゼンテーションや講演、ワークショップなど多彩な活動を行う。
文化庁メディア芸術祭は、アートとエンタテインメント、アニメーション、マンガなどの4分野から優れた作品を広く紹介することを目的に行なわれている。1997年より顕彰事業を開始、あわせて受賞作品展を開催する。 受賞作品展が東京でのみの開催であったことから、2002年からはより広くその成果を国内外に伝えるべく海外展、国内の地方展を開くようになっている。今回の岡山展もそのひとつである。今年は、このほかに海外はトルコ・イスタンブール、国内は京都で企画展を行っている。 また、岡山展ではOkayama Media Arts Festival 2010(OMAF2010)も同時開催し、県内の学生や教育者を中心に「岡山におけるメディア芸術の今」の発信を行なう。地方開催ならではの企画となる。