「舞台版イナズマイレブン」 開演直前!稽古レポート | アニメ!アニメ!

「舞台版イナズマイレブン」 開演直前!稽古レポート

「舞台版イナズマイレブン」の稽古風景をレポートさせていただくことになりました。イナズマイレブンとの出会いは、忘れもしない3年前の冬。

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 はじめまして! このたび、アニメ!アニメ!公式レポーターとして「舞台版イナズマイレブン」の稽古風景をレポートさせていただくことになりましたTです。全国のイナズマファンの皆さんゴメンナサイ。本番直前の通し稽古を見学できるなんて、こんな千載一遇のチャンス、滅多にあるものではありませんよね。この機会を是非、ファンの皆様と分かち合うため、がんばってレポートいたします! どうぞよろしくお願いします。

 イナズマイレブンとの出会いは、忘れもしない3年前の冬。息子が購入した「レイトン教授と悪魔の箱」というDSゲームに、それまで見たこともないようなサッカーゲームの体験版が付いていたのです。そう、それこそが、今をときめく超次元サッカーRPG「イナズマイレブン」でした! すでに熱烈なレベルファイブファン&日野社長ファンだった息子が、その後、「イナズマイレブン」→「イナズマイレブン2 脅威の侵略者 ブリザード」→「イナズマイレブン3 世界への挑戦!! ボンバー」と楽しませていただいたことは言うまでもありません。それと並行してアニメ版の「イナズマイレブン」にもゾッコンとなり、カードを集めたりグッズを揃えたりとご執心のまま現在に至る…といった感じです(笑)。

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 さて、前置きはこのくらいにして、肝心のレポートと参りましょう!
 残暑厳しき8月後半、都内某所で行われた舞台稽古。壁一面が鏡になったダンススタジオのような一室に、色とりどりのカツラを付けた俳優さんたちが続々とやってくるではありませんか! 雷門中や帝国学園のユニフォームを着て、ひと目で誰だか分かる本番さながらのコスチューム。(きゃ~、アキちゃんカワイイ!)(円堂君イケメン!)(豪炎寺君の肌、色白~!)などと、最初のうちはひたすらミーハーに見つめてはいたものの……。
 イナズマイレブンと言えば、人間離れした必殺技や、現実離れした個性的なキャラが特徴。正直なところ、あの独特の世界観を、ちゃんと舞台に移し替えられるのかな?と思っていました。(必殺技、どうするんだろ?)(声とか、違和感ないのかな?)……次々と頭をよぎる不安。。。けれど、そんな心配は、タイムキーパーの女性が開幕を告げると同時に吹き飛んでしまいました。あっという間に、シーズン1の頃のアニメシーンがまざまざとよみがえり、何の違和感もなくイナズマイレブンの世界に引き込まれてしまったのです! 
 雷門中サッカー部の部員集めから、予期せぬ帝国学園との練習試合を経て、フットボールフロンティア地区予選決勝戦に至るまで、笑いあり涙ありのドラマが重層的に展開していきます。ノーメイクながらも、すっかり役に入り切っている役者さんの顔が、次第にアニメキャラとかぶってくるのが不思議でした。終盤ではもう、あたかも雷門イレブンの一員になったかのごとく、空想と現実がごっちゃになって、一緒に興奮し一緒に喜んでいる自分がいました。2Dから3Dへ、それこそ次元を超えた転換だというのに、どうしてこんなに自然に受け入れられたんだろう??? 私なりに考えてみたところ、主に3つの要素が思い浮かびました。

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■“音楽”――GOODキター!
 1つ目の大きな要素は音楽。効果音はもちろんのこと、ストーリー中のそこここでお馴染みの曲が流れ、ミュージカル風の演出もあるのですが、歌の力は偉大なり! みんなが大好きな“あの曲”や“この曲”が流れ出すと、気分はすっかり“イナズマイレブン”。稽古中なのでさすがに一緒に歌うのはやめときましたが、本番を観た人は合唱しちゃうこと間違いなし! 心の中で役者さんと声を合わせて唄っているうちに、T-Pistonz+KMCやBerryz工房の歌声と脳内で溶け合って、曲が終わってもしばらくリフレインしていたくらい。マネージャー三人娘の「青春おでん」も必見です! かわいいのなんのって、是非ともシーズン1のエンディングを思い出しながら観てみてくださいね♪

■“必殺技”――ファイアトルネードは炸裂するのか?!
 2つ目の要素は必殺技。実のところ、ワイヤーも照明も映像も舞台セットもない稽古場では、ゲームやアニメのような必殺技は見られませんでした。それでも、「爆裂パ~ンチ!」とか「皇帝ペンギン2号!」とか「ゴッドハンド!」とか、ありとあらゆる必殺技が連呼されるたび、(本番では一体どんな風に見えるんだろ?)と興味をかきたてられました。イナズマイレブンに慣れ親しんだ子どもたちなら、たとえギミックなしでも、まざまざと必殺技が見えちゃうのかもしれません。サッカーの試合中は、実際のボールは使われたり使われなかったりで、観客の想像力にゆだねられるシーンも多いのですが、ドリブルとかリフティイングとか、役者さんたちの見事なボールさばきも見ることができます! サッカー技ばかりでなく、バク転・バク宙・大ジャンプなど、アクロバティックな技も散りばめられ、彼らの身体能力の高さにもビックリ! しなやかな身体をナマで見られる“豪炎寺君の着替えシーン”があってドキドキしましたが(役得!?)、あれは果たして舞台裏の作業なのか舞台袖での演出なのか……こちらも本番を観るまでのお楽しみということで(笑)。とにもかくにも、大仰な必殺技はイナズマイレブンの象徴。乞うご期待!

■“髪形”――芸術的なまでの再現性!
BUTAI-IE.jpg 3つ目は言わずと知れたコスプレ度。中でもアニメキャラの髪形再現は肝中の肝! 本舞台のもうひとつの見どころと言っても過言ではないでしょう。各キャラの個性を際立たせるあの独特の髪形が、芸術的なレベルで作りこまれていて圧巻なのです! 円堂君のオレンジバンダナからはみ出た触覚のような前髪、壁山君のエメラルドグリーンのマッシュルーム、風丸君のスカイブルーのポニーテイル、鬼道君のぽふぽふドレッドヘアー、源田君のトゲトゲとんがりヘアーなどなどなど。。。登場人物全員の髪形をお見せできないのが残念です!
クールな豪炎寺君もアニメから飛び出してきたかのようで、(銀色の髪とあの髪形が、こんなにも現実にマッチしちゃうなんて信じられない~!)って感じです。これを見られるのはまさに舞台の醍醐味ですね~。たくさんのファンの方々に、間近で360度全方向から見ていただきたい気持ちでいっぱいです。

 さてさて、このように様々な切り口で楽しめる「舞台版イナズマイレブン」ですが、円堂君の底抜けのポジティブさを軸に、熱い青春物語が展開されるのはご存じのとおり。ゲームファンもアニメファンもサッカーファンも、いろんなファン層の方々が思い思いに堪能できる仕上がりになる予感です。通し稽古終了直後、「では着替えてすぐ“ダメ出し”に入りまーす!」とスタッフさんが叫んでました。あー、これもまた青春。舞台の上の雷門中のメンバーと同じく、舞台裏ではたくさんのスタッフさんや役者さんが汗を流し、協力しながらひとつのものを作り上げているのが実感されました。本番が待ち遠しい限りです! 
画像: 
(c)LEVEL-5/FCイナズマイレブン・テレビ東京
(c)LEVEL-5/FCイナズマイレブンACT2010

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舞台版「イナズマイレブン」
/http://www.inazuma-butai.com/index.html

日程: 9月4日(土)~9月12日(日)
平日: 19:00開演 土日:12:00/17:00開演
会場: 東京ドームシティ シアターGロッソ
URL: /www.inazuma-butai.com

[チケット情報]
ローソンチケット(発売中)
イナズマイレブン特設電話番号:0570-084-707
イナズマイレブン特設URL /http://l-tike.com/inazuma-butai 
《animeanime》
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