
『THE INNOCENT』は、無実で死んだ元私立探偵アッシュが主人公。天界の指示に従うとの条件で見張り役のアンジェルと共に地上に戻ったアッシュは、新たに得た特殊能力を使って、妹を廃人にし自分を死に追いやったフレイムへの復讐も狙う。
本作で注目すべきでは、作品が世界3ヶ国のクリエイターによるチームから生まれることだ。原案のアヴィ・アラドさんは、映画『スパイダーマン』や『X-MEN』シリーズなどを誕生させた敏腕プロデューサーである。現在は、日本のコンテンツとハリウッドをつなぐ様々なプロジェクト実現に活躍する。今回は、そのアヴィ・アラドさんが自ら原案を担当する。
藤咲淳一さんはアニメスタジオのプロダクション I.Gに所属し、『攻殻機動隊 Stand Alone Complex』の脚本、映画『ル=ガルー』で監督を務める。そして、作画の高治星さんはマンガ『LOST SEVEN』の代表作を持つ一方で、アニメ『イノセント・ヴィーナス』のキャラクターデザインも手がけている。この3人が手を組むことで、新しいクリエイティブに挑戦する。
「月刊コミックブレイド」の出版をするマッグガーデンは、プロダクション I.Gと共にIGポートのグループ会社となっている。プロダクション I.Gは、マンガ『攻殻機動隊』のハリウッド実写映画化において日本側の交渉を行なっており、アヴィ・アラドさんはそのハリウッド『攻殻機動隊』のプロデューサーを行なう。
アヴィ・アラドさんは、IGポートの米国現地法人Production I.G.,LLCの会長に就任したばかりである。今後のIGポートグループとアヴィ・アラドさんの連携が強まりそうだ。
画像: (c) AVI ARAD・JUNICHI FIJISAKU・KO YA SUNG/Production I.G・MAG Garden
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