ディー・エヌ・エー(DeNA)とNTTドコモの共同出資会社株式会社エブリスタは、6月7日から有料の携帯総合雑誌「E★エブリスタプレミアム」をスタートする。「E★エブリスタプレミアム」は月額税込み210円で、毎月およそマンガ雑誌で500ページ分にも相当するコンテンツを配信する。DeNAの新たなコンテンツビジネス進出として注目される。 「E★エブリスタプレミアム」のコンテンツは、小説やマンガ、エッセイから構成される。著名なマンガ家や作家、さらにタレントまで魅力的な連載陣が並ぶ。エブリスタは、「紙のない初の本格的ケータイ総合雑誌」として積極的に売り込んで行くが、当初はこのクリエイター陣の名前が大きな売りとなる。 配信作品のうちマンガ作品にも、誰もが知っている大物が参加している。松本零士さんが『幻想新幹線0』を、江川達也さんが『あああああい先生』を描く。さらに『だめんず・うぉ〜か〜』などで知られる倉田真由美さん、シュールなギャグを得意とする蛭子能収さん、そして『夜王』の井上紀良さんなどの名前も挙がる。名前がよく知られているだけでなく、作品のジャンルが多岐に渡っていることが特徴だ。 また小説では梁石日さん、みうらじゅんさん、さらにエッセイ・スポーツでは香山リカさん、中田英寿さんとこちらも大物が多い。DeNAとNTTドコモにとって、「E★エブリスタプレミアム」がかなり力の入ったプロジェクトであることが伺われる。 しかし、一方でエブリスタのビジネスには全く別の方向性もある。新しいクリエイターの発掘・育成である。6月7日には、「E★エブリスタプレミアム」と同時に無料サービスの「E★エブリスタ」もオープンする。こちらはユーザー投稿によってコンテンツを拡大して行くUGC型のサイトだ。 エブリスタは現在、角川グループ、手塚プロダクション、『戦国BASARA 弐(ツー)』などと協力して「E★エブリスタ」を利用した賞金総額700万円のコンテストを実施している。入賞者は「E★エブリスタプレミアム」でのデビューも可能となる。有名作家と並んで自作が掲載されるのは、コンテストの大きな魅力となるだろう。 一方、エブリスタは将来的には自社の育てたクリエイターを「E★エブリスタプレミアム」連載陣に並べ、そこからビジネスを展開するという図を描いているのだろう。雑誌の需要が携帯に大きく奪われているといわれる中、携帯の側が雑誌のビジネスモデルを取り入れる。新しい時代を感じさせる試みだ。「E★エブリスタ」 /http://estar.jp作品ラインアップ(一部を抜粋)[小説] 梁石日 『大いなる時を求めて』みうらじゅん 『仏像少年』 向山貴彦 『ほたるの群れ』 [コミック] 松本零士 『幻想新幹線0』 江川達也 『あああああい先生』 倉田真由美 『お天気お兄さん』 蛭子能収 『田中の冒険』 井上紀良 『ログ・イン 』[エッセイ] VAMPS 『VAMPS on the ROAD』 成海璃子×平間至 『ナルミカメラ』 サンボマスター 『お詫びと訂正~ごめんなさいじゃすみません~』 持田香織 『もちだより』 香山リカ 『結局、女はカラダが一番!』 小森純 『小森純のみんなで男の胃袋掴むぞレシピ』 [スポーツ] 中田英寿 『中田英寿が語るワールドカップ 』団長(安田大サーカス) 『団長安田のお笑い自転車倶楽部』
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