全米では6月18日、日本は7月10日から公開される、ディズニー=ピクサーのヒット・シリーズ第3弾「トイ・ストーリー3」の完成披露試写会と、リー・アンクリッチ監督、ダーラ・K・アンダーソン プロデューサーによるスペシャル・ティーチインが、5月25日、都内にて開催された。 「トイ・ストーリー3」は、前2作同様、楽しさ満載のエンタテインメントに仕上がったが、今回は大学生になったアンディと、彼がこよなく愛した玩具たちとの“別れ”を描いており、感動の度合いがシリーズで最も高い作品となっている。また劇中に、宮崎駿監督作品「となりのトトロ」に登場するトトロが姿を見せており、これに対してアンクリッチ監督は「ピクサーとスタジオジブリは、長い友情で結ばれている関係。今回、ぜひトトロを『トイ・ストーリー3』に登場させたいと、宮崎監督にオファーしたところ、“玩具としてであればOK”と、快諾をいただいた」とのこと。 また「トイ・ストーリー3」は、日本においても3D上映が行われるが、同監督は「仕掛けとしての3Dは使わない」と断言した。「仕掛けとして3D技術を使った場合、物語が阻害されてしまう。 この映画を見て“3Dが凄かったね”といった感想が聞こえるのであれば、我々の意図は失敗したことになる」と、3Dブームに沸く、日米の映画界の風潮に疑問を呈した。 映画「トイ・ストーリー」は、1995年に世界初のフルCGの長編アニメーションとして最初のシリーズが公開された。現在では、世界中に知られるピクサー・アニメーション・スタジオの出世作であると同時に、フラッグ・シップタイトルとなっている。 映画の魅力は、登場するおもちゃたちが次々の動き出すことだ。作品中ではバービー人形といった実在する玩具もこれまでに登場している。今回は日本を代表するキャラクター、そして宮崎監督へのオマージュとしてトトロが姿を見せることになる。劇中では玩具としてだが、トトロがフルCG、3Dでの姿をみせることは話題を呼びそうだ。『トイ・ストーリー』 公式サイト /http://www.disney.co.jp/toystory/
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