4月16日から18日まで、米国シカゴで開催された大型ポップカルチャーイベント「C2E2」が、開催初回で2万8000人の来場者を集めた。主催者であるリード・エグジビジョンは、自社が運営するポップカルチャー関連イベントの情報ブログmediumatlarge.netで明らかにした。 ブログによれば3日間の入場者実数は2万7500人まで確認が出来ており、さらに今後の調整で増える見込みとする。およそ2万8000人に達するとみられる。この数字は全米最大のポップカルチャーイベント サンディエゴ・コミコンの13万5000人、ニューヨークコミコンの7万7000人、サンフランスコで開かれるWonderConの3万4000人に続く規模となる。 主催者のリード・エグジビジョンはC2E2のほかに、ニューヨークコミコン、ニューヨーク・アニメフェスティバルも運営している。国際ブックフェアやバイオフェア、宝飾フェアなど数々のビジネス見本市を手がけるリードにとっては、ポップカルチャーイベントは2006年にスタートした新規参入分野となる。 しかし、ニューヨークコミコンは初回から3万3000人を集め、短期間で全米第2位のポップカルチャーイベントとなった。今回のC2E2は全米第3位の大都市シカゴの市場の大きさに目をつけ進出した。ニューヨークに続く成功で、リードのポップカルチャー分野における影響力が強まりそうだ。リードは、来年のC2E2.2ではさらに規模を拡大するとしている。 これまで米国のポップカルチャーイベントは、サンディエゴ・コミコンを初め非営利団体により運営されるケースが多かった。そうした中でリードはその市場の成長性に目をつけて、ビジネスとして参入した。ニューヨークコミコンとC2E2はそれがビジネスとしても成り立つことを証明した。 一方でサンディエゴ・コミコンも、近年は参加企業が益々大企業化、商業化しており、こちらも別のアプローチからイベントのビジネス化が進んでいる。こうした流れは米国各地で行われている他のポップカルチャーイベント、そして非営利団体が運営することの多い日本アニメ・マンガに特化したイベントにも影響を与えそうだ。 リードは今後もポップカルチャーイベント事業の開拓を積極的に進める。今年10月にはニューヨークコミコンと日本アニメ・マンガのイベントであったニューヨーク・アニメフェスティバルを同時開催、事実上合併させる。両イベントの集客力を合わせることで、全米最大規模のサンディゴ・コミコンに迫る構えだ。 さらに4月13日には、シンガポールのイベントToy Games & Comic Convention (STGCC)の買収を明らかにしている。米国国内だけでなく、海外でも同様のイベントを主催する構えだ。エンタテインメントの消費がライブイベントに移りつつあるとされるなか、いち早くグローバルにそれを展開する。C2E2 公式サイト /http://www.c2e2.com/mediumatlarge.net /http://www.mediumatlarge.net/
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