12月23日、大作CGアニメ『よなよなペンギン』の劇場公開がスタートした。日本とフランスの合作により、国境を越えた才能が集結し、制作に携わった注目作である。映画の監督を『銀河鉄道999』や『メトロポリス』などの数々の名作を生み出したりん たろうさんが行っている。 遂に迎えた公開初日には、りん たろう監督と声の出演をした森迫永依さん、田中麗奈さん、高橋ジョージさんによる舞台挨拶が東京・新宿ピカデリーで行われた。また、ゲストにはNHKの元うたのお兄さんの今井ゆうぞうさんがサンタクロースの姿で登場、さらにトナカイをイメージした衣装の子供たちも応援に現れクリスマスムード溢れる演出とのなかスタートを切った。 映画本編もクリスマスに相応しい、夢とファンタジー溢れる内容だ。物語は雪の積もる街角から始まる。ペンギンは空を飛べると信じる少女ココに不思議な招待状が届き、ココはゴブリン村を助けるための冒険に乗り出す。 ココ役を演じるのが、現在12歳の森迫永依さんである。「とても可愛くて、素敵な映画です。早くこの日が来ればいいな、とずっと思っていました。家族やお友達と何回も見に来てください!」と元気よく挨拶。また、中学生になることから、「女優としても、中学生としても色々飛躍できるように頑張りたいと思います!」と映画と共にさらに羽ばたくことを目指す。 そのココの友達役となるゴブリンの少年 チャーリーを演じるのは、田中麗奈さん。「寒い冬にぴったりな心温まる作品だと思います」と、冬に鑑賞するのに相応しい映画として薦める。また、「来年は30の節目なので、今までと違う役を演じたり、違うイメージの役にもチャレンジしたいと思います!」と、やはり来年以降のさらなる活躍を目指す。 ココの父親役の高橋ジョージさんは、自身も5歳の女の子の子供がいることから「父と子の絆が描かれていて、個人的にも好きな作品です。夢や希望がない時代ですが、今日感じたことを、どんどん伝えていただき、家族の絆を取り戻していただけたらと思います」と親子で観られる映画をアピールした。 そして、りん監督は7年にも及んだ映画の制作期間と、遂に迎えた公開初日に感慨深げだった。主人公のココとは7年間付き合ってきたが、今日が本当の意味でのココの誕生日だと思いますと、映画の公開を祝った。 色鮮やかな画面、雪とファンタジー、心温まる物語、この冬に是非観たい映画のひとつである。『よなよなペンギン』 公式サイト /http://yonapen.jp/ (c) 2009 りんたろう・マッドハウス/「よなよなペンギン」フィルムパートナーズ・DFP
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