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国立新美術館では、12月3日に発表されたメディア芸術祭の受賞作品を紹介する作品展、上映会、シンポジウムやプレゼンテーションを行う。また、期間中は共催イベントも企画する。今年2月の第12回には5万人を超える来場者が訪れた、人気の高いカルチャーイベントが2010年も実現する。
2010年の特徴は、前回の国立新美術館の会場に加え、近隣の東京ミッドタウン、そして東京現代美術館でも関連企画を行うことだ。これまで限定的に行われていた上映企画が一気に拡大する。アニメーション部門の作品にとっては朗報だ。劇場公開作品も全編上映し、公開の終わった『サマ-ウォーズ』の上映も期待出来るだろう。
協賛事業では、東京都現代美術館の「サイバーアーツジャパン アルスエレクトロニカの30年」が見逃せない企画になりそうだ。世界有数のメディア芸術イベントであるアルスエレクトロニカにて紹介された歴代日本人作家の特集展示となる。
このほか関連企画では、海外のメディア芸術関連フェスティバルを紹介する「Media Art in the World」、ミュージックビデオの制作ワークショップ「学生MVコラボレーション」、「学生CGコンテスト受賞作品展」、「先端技術ショーケース」がある。
また、2010年のメディア芸術祭は、「メディア芸術のいまを体感できるライブな展覧会」が目指される。こうした趣旨から、これまで行われてきたシンポジウムなどのライブ系のイベントが大幅に強化される。
受賞者と審査委員によるシンポジウム、アーティストや教育者、研究者によるテーマシンポジウムに加え、出展アーティストによるプレゼンテーションやライブパフォーマンスが新たに行われる。ライブ系のイベントは、前回の3倍程度まで増える見込みだ。
第13回 文化庁メディア芸術祭 /http://plaza.bunka.go.jp/festival/
会期: 2010年2月3日(水)~2月14日(日) 10時~18時
金曜は20時(入館は閉館の30分前、2月9日休館)
会場: 国立新美術館(東京・六本木)
観覧: 無料
受賞作品展/上映会/シンポジウム&プレゼンテーション