ゲーム会社D3パブリッシャーの米国子会社D3パブリッシャー・オブ・アメリカは、この11月に北米版仮面ライダーシリーズである『仮面ライダードラゴンナイト』のWii向け、ニンテンドーDS向けゲームソフトを現地発売した。 『仮面ライダードラゴンナイト』は、2002年から2003年まで一年間、日本国内で放映された『仮面ライダー龍騎』を米国向けにリメイクした作品である。米国人俳優が演じ、米国流に物語の面白さを再現する。 番組は今年初めより、北米全国ネットワークのひとつであるTheCWの土曜日午前中「TheCW4Kids」枠で放映されている。日本と同様に13人の多彩な仮面ライダーが登場し、派手なバトルを繰り広げることが魅力となっている。 ゲームは北米で独自に開発された。プレイヤーは13 人のライダーのうち1人になり、ゲームに参加する。プレイヤーは仮面ライダーのバトルや異次元界Ventaraの探索を行い、最終的にGeneral Xaviarに止めを刺すものとなる。11月の発売は、玩具やエンタテイメントの売上が大きく伸びるクリスマスシーズンの販売に期待をかけるものとなりそうだ。 D3パブリッシャーは、北米市場で子ども向けのキャラクターゲームを得意としている。現地子会社を通じた独自のゲーム開発を進めている。これまでにも日本の人気作品『NARUTO』や現地で人気の『ベン10』、『マウスタウン』などのゲームを発売し、ヒットとなっている。 また、D3パブリッシャーは、今年3月に日本のエンタテインメント企業グループ バンダイナムコホールディングスに買収されている。『仮面ライダードラゴンナイト』の玩具は、日本の『仮面ライダー龍騎』と同様に同じグループのバンダイが手掛けている。今回の『仮面ライダードラゴンナイト』のゲームソフト発売は、北米でグループが連携したマーケット戦略となっている。 『仮面ライダードラゴンナイト』は米国から逆輸入されるかたちで、今年10月6日からCS東映チャンネルでも放映されている。 米国の俳優が演じた役柄を、新たに日本の声優が吹替えを行っているのもユニークである。杉田智和さん、神谷浩史さん、櫻井孝宏さんらの人気声優のほか、龍騎での仮面ライダーナイトにあたるレン役を松田悟志さんが再び演じるのも話題となっている。『仮面ライダードラゴンナイト』日本語版 公式サイト /http://www.dragonknight.jp/東映チャンネル /http://www.toeich.jp/『仮面ライダー龍騎』 公式サイト /http://www.tv-asahi.co.jp/ryuki/
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