ワシントン フリーア美術館で手塚治虫特集 | アニメ!アニメ!

ワシントン フリーア美術館で手塚治虫特集

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 米国・ワシントンDCにあるフリーア美術館で、日本のマンガ家手塚治虫さんを特集する企画が開催される。「手塚治虫 マンガの神、アニメの父:Osamu Tezuka: God of Manga, Father of Anime」と題されたこの特集企画は、講演と上映会から構成される。11月13日から始まり12月13日まで続く。
 特集のスターは、『鉄腕アトム』である。マンガ評論家フレデリック・ショットさんが、11月13日14時から『鉄腕アトム』を紹介する講演を行う。ショットさんはこの中で4つのエピソードを取り上げて、作品を論じる。

 講演企画はこのほかに4つ。『フィルムは生きている 手塚治虫フィルモグラフィー』の上映では、ショットさんに加えて、評論家のヘレン・マッカシーさん、作家オノダ・パワー・ナツさん、手塚治虫の英語情報サイトの運営と研究で知られるアダ・パルマーさんらが出演する。
 上映フィルムは、1990年に日本で行われた手塚治虫展のために制作されたものである。手塚治虫の世界を広く伝える貴重フィルムとして知られている。

 12月11日には『千一夜物語』の上映会があり、こちらには手塚プロダクションの清水義裕さんが参加する。さらに清水さんは12月13日に企画の最後を締めくくる「手塚とアニメの歴史: Tezuka and the History of Anime」でも講演を行う。こちらは手塚治虫とアニメのつながりにフォーカスをあて、日本のアニメに対する手塚の影響を取り上げる。
 上映企画には、このほか『海底超特急マリンエクスプレス』、『タイムスリップ10000年プライム・ローズ』、『ユニコ』などの長編、『リボンの騎士』、『バンパイヤ』、『ふしぎなメルモ』、『三つ目がとおる』などのテレビ作品が含まれる。さらに『JUMPING』などの実験アニメーションも含むなど、多面的に手塚治虫のアニメ作品を紹介する。

 フリーア美術館は、ワシントン・ナショナルギャラリーや国立自然博物館、国立航空宇宙博物館などと伴にスミソニアン協会管轄の国立博物館の一翼を担っている。隣接するアーサー・M・サックラー美術館と伴に、世界有数の東洋美術の博物館として名高い。
 米国でフリーア美術館は日本の古美術のコレクションで人気が高いが、近年はアニメの上映企画も定期的に行いポップカルチャーの分野でも活動する。今回の企画も手塚治虫生誕80周年とその代表作『鉄腕アトム』の劇場映画『ATOM』の公開にあわせた、手塚治虫の業績をたどるものとなる。

フリーア美術館&アーサー・M・サックラー美術館
/http://www.asia.si.edu/

《animeanime》
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