一方、高精細映像を追求している同時開催の第2回4Kデジタル映像祭でもトピックがある。第2回4Kデジタル映像祭では、月探査衛星「かぐや」の「The Moon in Google Earth 『SELENE/かぐや』」や小惑星イトカワから帰還中の「はやぶさ」の映画「『HAYABUSA』のメイキング~いかにして4K映像を作ったか~」など、基本的には鮮明なCG映像の紹介となっている。 しかし「超高精細・大画面の特徴を最大限に生かすアニメーション表現~世界初の4Kドローイングアニメーション『塵芥集』のワークフロー~」では、それらとは異なるアプローチが試みられている。作者の早川貴泰氏は手描きの特性を生かし、解像度がフリーであるベクターを介した解決法を示している。