「ミクロマン」ハリウッド映画に? J.J.エイブラムス監督でWSJ紙報道 | アニメ!アニメ!

「ミクロマン」ハリウッド映画に? J.J.エイブラムス監督でWSJ紙報道

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 1970年代に一斉風靡した男児向けのフィギュア玩具「ミクロマン」シリーズが、ハリウッドの大作映画になる可能性が出て来た。米国の日刊紙ウォール・ストリート・ジャーナルの11月5日付けの報道によると、『M:i:III』や映画『スター・トレック Star Trek』など相次ぐヒットを飛ばすJ.J. エイブラムス監督が「ミクロマン」の映画化を検討中だという。
 この記事はハリウッドが人気玩具の映画化に熱を上げる様子と背景をレポートしたものだ。バービー人形やボードゲームの「モノポリー」、「リスク」までありとあらゆる玩具が、劇場映画化に向けて動いている様子を紹介している。そうした映画化企画はこれまでメディアに登場したものが多いが、J.J. エイブラムス監督による「ミクロマン」の企画はメディアで報じられるのはこれが初めてだ。わずか2行の言及ではあるが、既に大きな波紋を巻き起こしている。

 「ミクロマン」は、1974年に日本の玩具メーカー タカラ(現タカラトミー)が開発した玩具シリーズ。人間型の小型サイボーグという設定で、様々な関連商品があり、大きな人気を博した。国内では1999年に『小さな巨人ミクロマン』としてテレビアニメ化もされている。
 米国に輸出されたのは1976年、現地のアクションフィギュア玩具会社メガ・コーポが「Micronauts」のブランドで展開した。現地でコミックス化されるなど人気を博したが、1990年以降の北米での展開は止まっていた。
 
 ところが、先日、米国玩具メーカー ハズブロが開催した投資家向けの説明会で、「ミクロマン」のライセンス獲得が発表された。大手メーカーにより、あらためて「ミクロマン」が北米展開することになった。今回の映画化企画も、こうした玩具展開の中で浮上したと見られる。

 玩具ブランドの相次ぐ大型映画化企画は、日本人にはやや奇異に映る。しかし、ハリウッド・ビジネスにとっては合理的な選択である。人気玩具はブロックバスター映画に必要とされる要素を多く持っているからだ。
 多くの人が子供の頃に親しんでいるというブランドの知名度の高さが最大の武器である。また、映画単体で収益を得ることが難しく、映画の映像パッケージ商品の売上が減少する中、ライセンス商品の展開で収益を上げる方法が、映画ビジネスの中で重要性を増している。原作がもともと玩具であれば、無理なくフランチャイズ(多方面)展開することが出来る。
 さらに、固有のストーリーを持たない玩具は、コミックスや小説、旧作のリメイクと違い、かなり自由に世界観、物語を組み立てることが可能なのも魅了だろう。
 スーパーヒットの大型玩具ブランドはそんなに数があるものでないが、今後もハリウッド・ビジネスの草刈場となりそうだ。

ウォール・ストリート・ジャーナル(米国) /http://online.wsj.com/
/The Cry Goes Out in Hollywood: 'Get Me Mr. Potato Head's Agent!'

ミクロマン(タカラトミー) /http://www.takaratomy.co.jp/products/microman/
「小さな巨人ミクロマン」 /http://pierrot.jp/title/microman/index.html

《animeanime》
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