日本のアニメ界を代表する演出家として、高畑勲さんは『アルプスの少女ハイジ』、『じゃりン子チエ』などこれまで数々の名作アニメを生み出してきた。その高畑勲さんの代表作が日本の古典芸能と結びついて紹介される。 11月7日に東京・三鷹市の武蔵野芸能劇場で開催される「アニメ界の巨匠・高畑勲アニメ作品に挑む講談&浪曲の会」である。高畑さんの代表作である『母をたずねて三千里』が講談に、『平成狸合戦ぽんぽこ』が浪曲になって、口演される。 講談版『母をたずねて三千里』では、時事ネタや国内外の文学を講談としてきた神田陽司さんが演じる。また、浪曲版「平成狸合戦ぽんぽこ」は、新作浪曲に積極的に取り組む玉川奈々福さんによるものだ。 講談、浪曲も日本人にはお馴染の芸能だが、その特徴は語りになど音だけで、物語を伝えるものである。一方、アニメは映像とその中で展開する絵の動くで物語を表現する。かなり異なった分野と言っていいだろう。 こうしたなか二人は、視覚によって表現された作品を語りの世界に移し替える難しい技に挑戦する。かなり見応えのあるものになりそうだ。 口演の終了後には、演者によるトークも行われる。このトークには、高畑勲監督自身も登壇する。3人は、口承芸能とアニメについて語る予定である。高畑勲監督は伝統芸能に対する造詣の深さでも知られているだけに、その話は注目だ。 口演は11月7日武蔵野芸能劇場で開催、全席指定の3000円。武蔵野文化事業団が、電話にてチケットを受付けている。「アニメ界の巨匠・高畑勲アニメ作品に挑む講談&浪曲の会」/http://www.musashino-culture.or.jp/event/bunka/H2111071.pdf神田陽司(講談): 講談版「母をたずねて三千里」玉川奈々福(浪曲): 浪曲版「平成狸合戦ぽんぽこ」 11月7日(土)13時開演武蔵野芸能劇場全席指定 3000円(限定154席)(財)武蔵野文化事業団 TEL:0422-54-2011主催:(財)武蔵野文化事業団
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