キャメロン12年振り新作 「アバター」にシガーニーら豪華ゲスト | アニメ!アニメ!

キャメロン12年振り新作 「アバター」にシガーニーら豪華ゲスト

10月17日に開幕した第22回東京国際映画祭の最も大きな話題は、12月18日世界同時公開のSF映画『Avatar アバター』を特集した『アバター・スペシャル・プレゼンテーションAVATAR Special Presentation』だろう。『アバター』は、

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 10月17日に開幕した第22回東京国際映画祭の最も大きな話題は、12月18日世界同時公開のSF映画『Avatar アバター』を特集した『アバター・スペシャル・プレゼンテーションAVATAR Special Presentation』だろう。
 『アバター』は、世界の映画史上最高の興収を生み出した『タイタニック』のジェームズ・キャメロン監督の12年振り新作。そして同様に最も多くの製作費を投じているとされており、最先端の映像技術が盛り込まれた驚異の作品となる。いま世界で最も注目されている映画だ。

 17日の夜に行われたプレゼンテーションには、プロデューサーのジョン・ランドー、主演のサム・ワーシントン、シガーニー・ウィーバー、ゾーイ・サルダナもゲストに訪れて、映画祭とプレゼンテーションを盛り上げた。
 映画制作の追い込み中ということもあり、キャメロン監督自身はビデオメッセージでの登場となった。その中で監督は、12年前『タイタニック』を東京国際映画祭でプレミア上映したことを挙げ、今回も映画祭での紹介から作品が世界に広がる期待が語られた。
 そして、シガーニー・ウィーバーが、ゲストを代表して「素晴らしい作品を素晴らしい技術で作った」と映画をアピールし、「この映画はわたしの子供のような存在です」との監督のメッセージを伝えた。

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        写真:第22回東京国際映画祭 公式上映の模様から

 プレゼンテーションの見所は、世界初公開となる映像も含んだ3D上映であることだ。惑星アバターを巡る地球と文明の物語が、最新映像で紹介された。
 また、今回は東京国際映画祭のオープニングの挨拶をした鳩山由紀夫首相も、観覧に訪れた。超大作映画の話題づくりに一役買いそうだ。

 ジェームズ・キャメロン監督と言えば、日本のアニメ・マンガファンには『タイタニック』以外にも、『銃夢』の実写映画化企画『Battle Angel』でこれまで話題を呼び続けてきた。
 もともとキャメロン監督の次回作は、日本のマンガ家木城ゆきとさん原作の『銃夢』とされてきた。『銃夢』は、未来を舞台にサイボーグ少女ガリィが登場するサイバーSFである。1993年にアニメ化されたOVAが長年米国で根強い人気を誇っている。

 結局、キャメロン監督は次作にあたり今回の『アバター』を選択した。しかし、監督は『アバター』と『Battle Angel』は、「同じ技術を使った映画になる。ふたつは表裏一体の作品」と発言している。
 現在は、企画の進展状況が明らかにされていない『Battle Angel』も、もし実写映画化されるならば『アバター』と同様の映像となる可能性が高い。そうした点でも『アバター』は興味深い作品だ。

 また、『アバター』の映像と制作の挑戦は、9月に開催された東京ゲームショウ2009でも見られた。映画公開からわずか3週間、1月7日にニンテンドーDS、XBOX360、PS3で一斉発売する『アバター THE GAME』である。
 『アバター THE GAME』はUBIソフトの大型ブースで、映画同様のハイクオリティの映像を盛り込んだ一押しタイトルとして紹介されていた。これはゲームが、その素材を映画と共有しながら進めているためである。『アバター THE GAME』は、もうひとつの映画『アバター』と言える存在となっている。

東京国際映画祭 /http://www.tiff-jp.net/ja/
「アバター」 公式サイト /http://movies.foxjapan.com/avatar/

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