バンダイでは今年1月にも、発売から4ヶ月で『Battle Spirits』のカードの売上が1億枚を突破していることを発表している。4ヶ月ごとに1億枚を販売し続けていることになり、発売当初の人気の勢いが衰えることなく続いていることが分かる。
『Battle Spirits』はゲームデザインに世界的なカードゲームのクリエイターであるマイケル・エリオットさんをゲーム原案に採用した。コアと呼ばれるカードのレベルを変化させるアイテムを利用したゲームが人気を呼んでいる。バンダイでは、新世代型トレーディングカードゲームと位置づけている。
人気の中心は小学校高学年男児となっており、テレビアニメ、マンガ連載、などと連携したメディアミックス展開も人気の秘密である。
今年8月14日からは、北米で英語版の発売も開始している。今後は日本だけでなく、世界規模の展開も目指す。バンダイにとっての戦略商品の位置づけにある。

また9月10日からは、9月13日からテレビ朝日系で全国放送されるテレビアニメ『バトルスピリッツ 少年激覇ダン』に連動した新デッキの発売を介する。「紅蓮の稲妻」、「白銀の機神」と題された新しいコンセプトを持ったカード群である。これによりカードの人気がさらに高まりそうだ。
一方、『バトルスピリッツ 少年激覇ダン』は、アニメ制作のサンライズやメ~テレ、ADKが製作する。昨年9月からテレビ放映されていた『バトルスピリッツ 少年突破バシン』を引き継ぐ、シリーズ2作目となる。
異界王が支配する異界グラン・ロロへ飛ばされた主人公が、バトルスピリッツによるカードバトルで異界王を倒すことを目指す。少年向けのアクションアドベンチャーとなる。
景気の後退が続く中、玩具関連業界を取り巻く環境も厳しさを増している。しかし、バンダイの『Battle Spirits』だけでなく、タカラトミーの『メタルファイトベイブレード』、セガトイズが海外を中心に展開する『爆丸 BAKUGAN』など、男児向けの対戦ゲームが好調だ。
これらの商品と共に、業界の牽引役としても、『Battle Spirits』の今後の活躍がさらに期待されそうだ。
「Battle Spirits」 公式サイト /http://www.battlespirits.com/
『バトルスピリッツ 少年激覇ダン』 公式サイト
/http://www.sunrise-inc.co.jp/battlespirits2/
バンダイ /http://www.bandai.co.jp
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