『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』などで知られる鬼才のティム・バートンがプロデュースした『9』が、2009年9月9日にアメリカで劇場公開となった。全米で1600超のスクリーンを利用した比較的規模の大きな興行となっている。 『9』は、2005年に監督のシェーン・アッカーが制作した同名の短編が元になっている。もとなった短編の『9』は第78回アカデミー賞短編アニメーション部門にノミネートなど、各国の映画祭でも話題となった。国内では、ショートショートフィルムフェスティバルや文化庁メディア芸術祭などで上映されている。 長編化は、もとの短編がティム・バートンに見初められたところから始まった。ティム・バートンがプロデューサーを務めた以外でも、主役の#9のCVにイライジャ・ウッドといった配役にも注目だ。 イライジャ・ウッドは『ロード・オブ・ザ・リング』の主役・フロドを演じていることなどで知られる。『ロード・オブ・ザ・リング』のVFXなどを担当したのはニュージーランドのWeta Digitalである。Weta Digitalには『9』の監督のシェーン・アッカーも在籍し、『ロード・オブ・ザ・リング』の制作に参加していた。 現在、ティム・バートン本人の新作としては『不思議の国のアリス』に関心が集まっているが、『9』の動向も見守っていきたい。 このほか短編作品が著名映画監督の支持によって長編化された最近の例としては、ロバート・ゼメキスとスティーブン・スピルバーグが製作総指揮し、2006年に公開された『モンスター・ハウス』がある。 『モンスター・ハウス』で監督のギル・キーナンは、学生時代に制作した短編『The Lark』がロバート・ゼメキスの目に留まったことでチャンスを得た。【真狩祐志】9 /http://9experiment.com/
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