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バンダイビジュアル アーティストオーディション開催中

 バンダイビジュアルは、8月より音楽アーティストを募集する「BANDAI VISUAL ARTIST AUDITION」を行っている。同社の新しい事業セクションである音楽事業部が手がけるものだ。
 バンダイビジュアルはアニメ映像パッケージの大手メーカーとしてよく知られている。しか

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 バンダイビジュアルは、8月より音楽アーティストを募集する「BANDAI VISUAL ARTIST AUDITION」を行っている。同社の新しい事業セクションである音楽事業部が手がけるものだ。
 バンダイビジュアルはアニメ映像パッケージの大手メーカーとしてよく知られている。しかし、グループ企業にアニメ・ゲーム関連音楽を得意とするランティスがあるものの自身では音楽事業を行っていない。今回のオーディションは、同社にとって新しいビジネスへの挑戦となる。今後の同社の方向性を伺わせる取り組みでもある。

 今回の特徴は、音楽アーティストのオーディションとし、幅広いジャンルからの募集をしている点だ。アニメや特撮などのイメージが強いバンダイビジュアルだが、応募者には特にそうした分野との関連を求めていない。特定のイメージに捉われない人材が求められている。
 また、応募資格は、年齢、性別、経験、国内外の居住は問わないとしているが、一方で特定のプロダクションやレコード会社、レーベル、音楽出版社に所属していないことを条件とする。今回のオーディションが、合格者を対象に今後のビジネス展開を狙った本格的なものであることが分かる。

 アニメの映像パッケージの販売を行う会社は、ポニーキャニオンやジェネオン・ユニバーサル、エイベックスのように音楽事業を主要ビジネスとする会社が多い。しかし、バンダイビジュアルは、かつてエモーションミュージックで手がけたが、現在は本体での音楽事業は行っていない。
 これは2006年に子会社化した音楽会社ランティスが、この音楽事業を担当すると考えられているからだ。ランティスはバンダイビジュアルのアニメだけでなく、『涼宮ハルヒの憂鬱』や『らき☆すた』関連など他社作品の楽曲も手がけ業績は好調だ。こうした音楽ビジネスでの成功をさらに広げたいとの考えが浮かび上がる。

 しかし逆に言えば、グループ間の事業重複や競合を避けるためにも、バンダイビジュアルの音楽事業部はランティスとの差別化を考えなければいけないだろう。それが今回の応募要綱のノンジャンル、アニメに限定しない方針に表れているのかもしれない。
 BANDAI VISUAL ARTIST AUDITIONへの応募は郵送のみで受け付ける。ボーカルの入った楽曲の音源(CD-RもしくはMDにボーカルの入った音楽2、3曲収録)と写真、応募用紙でエントリーを行う。現在のところ締め切りは特に設けられていない。

BANDAI VISUAL ARTIST AUDITION
/http://audition.bandaivisual.co.jp/
《animeanime》
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