「崖の上のポニョ」BD詳細決定 世界同時発売 8ヶ国語版収録 | アニメ!アニメ!

「崖の上のポニョ」BD詳細決定 世界同時発売 8ヶ国語版収録

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 12月8日にウォルト・ディズニーから発売される『崖の上のポニョ』のBlu‐Ray Disc(BD)の詳細が発表された。BDは世界同時発売となり、通常版7140円(税込)と特別保存版18480円(税込)の2種類となる。
 特別保存版には本編を収録するほか、映画の制作過程を詳細に映像に収めたドキュメント『ポニョはこうして生まれた。 ~宮崎駿の思考過程~』もセットになった豪華仕様となる。

 一方、通常版の内容も、非常に盛りだくさんである。まず、音声は日本語のほか仏語、伊語、西語、韓国語、北京語、広東語、字幕も日本語、英語、仏語、伊語、西語、韓国語、北京語、広東語を収録する。
 さらに、有名俳優が多数声優として出演し話題を呼んだ、北米版本編を英語音声、日本語字幕で映像特典とした。特典映像にはこれ以外に予告編やCMは言うに及ばず、絵コンテから主題歌発表記者会見、アフレコ収録風景、公開初日舞台挨拶、宮崎駿監督インタビュー、鈴木敏夫氏と第2日本テレビの土屋敏男氏の対談、日本テレビの特集、宮崎駿監督名言集からベネチア国際映画祭、主題歌ミュージックビデオ、韓国版主題歌ミュージックビデオと山のようなコンテンツとなっている。

 こうした映像特典の多さは、BDの特徴によるところが大きい。大容量の映像ディスクであり、DVDとは比較にならないくらい多くのコンテンツを収録出来るためだ。
 そうした一方で、これには海外でのBD販売戦略との調整も大きな理由となっているとみられる。今回、『崖の上のポニョ』のBD発売がDVDに較べて大きく遅れたのは、世界同時発売に合わせるためである。 そしてこのBD世界同時発売は、この8月に『崖の上のポニョ』が北米で劇場公開されたのと無関係ではない。

 つまり、再生地域を制約するリージョンコードが事実上なくなったBDでは、ひとつの地域で先行した商品発売が難しいからだ。
 そこには海賊版の問題もあるし、マーケティング戦略の問題もある。さらに映像マスターを世界で共通化しているためとも見られる。他の多くのアニメ映画のBDがそうであるように、『崖の上のポニョ』の海外版BDには、日本語音声が収録されることになるだろう。

 問題は映像マスターを共通化することで、世界中でほぼ同じ商品が発売されるにもかかわらず、各国のBDの価格が大きく異なっていることだ。特に、日本のアニメのBDは国際的に見て、最も価格帯が高い。
 同じ商品であるにもかかわらず値段が高いことを正当化するための、盛りだくさんで豪華な特典映像という穿った見方も出来るのだ。日本版はこれだけコンテンツが多いから、価格は高くなるという理由づけである。
 今回は世界的に人気のジブリ作品だが、こうした問題は日本アニメのBD化で多くの作品が共通して抱える問題である。今後は、日本のBDだけ映像特典や、特典が大量につくというケースがさらに増える可能性が高い。

『崖の上のポニョ』 DVD&Blu‐Ray Disc(BD)サイト
/http://wdshe.jp/ghibli/special/lineup2009/ponyo.jsp
《animeanime》
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