米国ピッツバークで新たなコミックス美術館が独立 AKIRA展開催も | アニメ!アニメ!

米国ピッツバークで新たなコミックス美術館が独立 AKIRA展開催も

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 今年11月、米国ピッツバーグに、独立した施設を持つ新たなカートゥーン(コミックス、グラフィクノベル、アニメーション)のための美術館が出来る。
 この美術館は、ピッツバークにあるToonSeumで、現在は同地の子供博物館(Children's Museum)に同居している。しかし、ピッツバークライブ・ドットコムによれば、この11月にピッツバーク市の文化地区に単独の美術館として独立する。これまでの6倍以上になるスペースでは、常設展示や企画、上映会も行う予定だ。

 最初の企画展として、「Enchanted Drawings: 100 Years of Animation(魅力的な原画:アニメーションの100年)」を開催する。ウィンザー・マッケイの『恐竜ガーティ』や、ディズニーの『蒸気船ウィーリー』から『パワパフガールズ』、『スポンジボブ』などを扱う。
 さらに今後の特集としてディズニーの名作アニメーション『眠れる森の美女』、日本のSFアニメ『AKIRA』のオリジナルアートの企画なども進めていると伝えている。

 こうしたラインアップからは、ToonSeumがコミックスだけでなく、アニメーション、さらに日本のアニメやマンガも含めた広い作品を対象にしていることが分かる。
 日本側から気になるのは、やはり『AKIRA』の展覧会だろう。米国ではこの夏、ロサンゼルスの米国映画芸術科学アカデミー協会で、ドイツ、オランダを巡回した日本アニメの展覧会を開催したばかりである。また、2005年から2006年にかけては「Shojo Manga! Girl Power!」が米国を巡回した。アートシーンでも、日本のアニメ、マンガの注目が高まっているようだ。

 米国はマーベルやDCコミックスといった大手コミックス出版社、ディズニーやドリームワークスなどがあり、世界有数のアニメーション、コミックスの大国として知られている。しかし、そうした作品を展示、保存する施設は意外に少ない。
 広い米国内で現在知られているのは、ニューヨークのMuseum of Comic and Cartoon ArtやサンフランシスコのCartoon Art Museumなどだけだ。1974年に設立されたフロリダ州の国際カートゥーン美術館(International Museum of Cartoon Art)は膨大なコレクションを持つことで知られるが、財政難のため展示施設は2002年に閉鎖している。
 米国は日本と同様に、商業的なテーマパークは多くても、アニメーションやコミックスのための調査・研究・展示施設はなかなか存在し難いようだ。それだけにToonSeumの今後の活躍が期待される。

Toonseum moving from Children's Museum to Cultural District
/http://www.pittsburghlive.com/x/pittsburghtrib/ae/s_640540.html

Toonseum  /http://toonseum.org/
Museum of Comic and Cartoon Art  /http://www.moccany.org/
Cartoon Art Museum  /http://www.cartoonart.org/
《animeanime》
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