ヨーロッパ最大のデジタル・メディアアートのイベントとして知られるアルスエレクトニカが、9月3日から8日までオーストリアのリンツで開催される。このアルスエレクトニカの30周年を記念して、同じくメディア、デジタルアートを取上げる文化庁メディア芸術祭との共同企画展が行われる。 文化庁メディア芸術祭リンツ展と題した共同開催イベントは、会期中にアルスエレクトニカで同イベントがカバーしないゲームを中心にした展示を行う。また、日本のアニメーション作品の上映紹介も行う。 アルスエレクトニカは、近年、脚光を浴びるデジタルアート、インタラクテブメディアに早くから目をつけ取上げてきた。デジタルテクノロジーとアートのクロスオーバーする場所として、現在、この分野で世界のトレンドを牽引する役割を果たしている。 アルスエレクトニカと文化庁メディア芸術祭は2003年より協力を行い、イベントや作品の相互紹介を行ってきた。今回は東西のメディアアーツイベントが協力することで、国境とジャンルを超えた新たなメディアアートシーンを提示する。 企画展では、街の中心となる旧市街の中央広場に直径10mのドーム型パビリオンを設営する。パビリオンの中に、日本のビデオゲームを展示し体験することが可能となる。 これまでメディア芸術祭で選出されたゲーム作品を、「アドベンチャー」、「スポーツ」、「ミュージック」の3ジャンルに分けて紹介する。『モンスターハンターポータブル 2nd』、『Wii Sports』、『バーチャファイター5』、『太鼓の達人』といったタイトルである。さらに日本のビデオゲームの歴史を築いた『ドンキーコング』、『ゼビウス』、『パックマン』といった名作も紹介する。 アニメーションは上映となり、加藤久仁生さんの『つみきのいえ』、山村浩二さんの『こどもの形而上学』、木村卓『KUDAN』といった短編アニメーションが中心である。上映プログラムはこのほか、アート作品やゲームムービーを中心としてエンターテイメント部門も設けられる。 アルスエレクトニクカ自体にも日本をテーマにした企画展やイベントが行われているが、今回の文化庁メディア芸術祭リンツ展は、日本のメディアアートの紹介をさらに強力にサポートする。 また文化庁メディア芸術祭はこのあと9月12日から会場をウィーンに移し、文化庁メディア芸術祭ウィーン展を開催する。こちらはこれまでのメディア芸術祭の成果を広く紹介する海外展のひとつである。文化庁メディア芸術祭リンツ展(Japan Media Arts Festival in Linz)/http://www.aec.at/humannature/en/exhibitions/japan-mediaart-festival会期: 2009年9月3日(木)~8日(火)会場: ハウプトプラッツ、OKセンター(オーストリア・リンツ)主催: 文化庁、CG-ARTS協会、アルスエレクトロニカ、oe1.ORF≪JAPAN GAME≫会期: 2009年9月3日(木)~8日(火)10:00-21:00[9/5は24時迄]会場: ハウプトプラッツ(旧市街地中央広場)≪ JAPAN ANIMATION ≫日時: 2009年9月4日(金)11:00~/9月6日(日)18:30~/9月7日(月)12:00~会場: OKセンターアルスエレクトロニカ 2009 (Ars Electronica 2009)/http://www.aec.at/会期: 2009年9月3日(木)~8日(火)会場: アルスエレクトロニカセンター、OKセンター他(オーストリア・リンツ)文化庁メディア芸術祭ウィーン展(Japan Media Arts Festival in Vienna)/http://plaza.bunka.go.jp/vienna/会期: 2009年9月12日(土)~20日(日)会場: ミュージアムクォーター・ウィーン(オーストリア・ウイーン)
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