地元・防府で 『マイマイ新子と千年の魔法』特別先行試写 | アニメ!アニメ!

地元・防府で 『マイマイ新子と千年の魔法』特別先行試写

 芥川賞作家高樹のぶ子さんが、自らの体験をもとにした自伝的小説『マイマイ新子と千年の魔法』が、日本のトップアニメスタジオ マッドハウスの手によって劇場アニメ化された。映画はこの11月に松竹系で全国公開を予定する。
 その全国公開に先立つ5月21日に、山口県

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 芥川賞作家高樹のぶ子さんが、自らの体験をもとにした自伝的小説『マイマイ新子と千年の魔法』が、日本のトップアニメスタジオ マッドハウスの手によって劇場アニメ化された。映画はこの11月に松竹系で全国公開を予定する。
 その全国公開に先立つ5月21日に、山口県防府市のワーナー・マイカル・シネマズ防府で、特別先行試写会が開催された。試写会には作品の原作者である髙樹のぶ子さんとマッドハウスの社長でエグゼクティブ・プロデューサーを勤める丸田順悟さんが、舞台挨拶を行った。

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 今回、防府での特別先行試写会が実現したのは、防府市出身の髙樹のぶ子さんが作品の舞台を昭和30年代の山口県防府にした縁によるものである。
 映画では数々のクオリティーの高い劇場作品を実現してきたマッドハウスが、自然に囲まれた山口の風景を描き出す。

0521_maimai01.JPG 挨拶に立った髙樹のぶ子さんは「この作品はアニメらしいアニメではありません。人は空を飛ばず空想上の生物は活躍しません。切ないくらいに 身近です。描かれている人物は実在しているフツウのアナタです。今こそ古いものほど新しい、その発見こそ、覚めることのない魔法です。ぜひ作品に込められた深い意味を感じてください」と語り、日常的なさりげない物語を感じて欲しいとのメッセージを送った。

 また、やはり山口県(柳井市)出身である丸田順悟さんは、「地元へ帰ってきました。柳井市出身の人間としてこの作品を映画にできて、とても嬉しく思っています。山口県から全国、そして世界へ。皆さんと一緒に発信しいきたいと思います」と話す。山口から全国へ、地域主導のアニメ展開を目指す。

 そして、今回は山口県教育長の藤井俊彦さんも挨拶を行った。「山口県では『元気』『基礎基本』『つながり』の3つをテーマに教育を考えています。この作品はその全てを持っている。新子の姿を通じて全国の子供たちが触れ合うことを願っています」と地元の子供たち、全国の子供たちに観て欲しい作品とする。
 
『マイマイ新子と千年の魔法』 公式サイト /http://mai-mai.jp/

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     (c)2009 髙樹のぶ子・マガジンハウス/「マイマイ新子」製作委員会
《animeanime》
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