『ウォレスとグルミット』シリーズは、イギリスが誇るアニメーションスタジオ アードマン・アニメーションズの代表作。今回もアードマンの特長であるクレイアニメーションで、ストップモーション技術を駆使した軽快なコメディを繰り広げる。
映画の配給を手掛けるのは世界の良質なアニメーション映画を届ける三鷹の森ジブリ美術館ライブラリーである。ジブリとアードマン、日英のトップアニメスタジオのコラボレーションが期待される。

(c)Aardman Animations Ltd 2008
作品の監督はこれまでどおり鬼才ニック・パーク氏、宮崎駿監督とも親交が深いことで知られている。そうしたジブリとアードマンの信頼関係も、今回の映画公開につながった。ニック・パーク監督は、映画の公開前6月上旬に来日が決まっており、こちらも楽しみなものとなる。
今回の『ベーカリー街の悪夢』では、街のパン屋になったウォレスと愛犬グルミットが大活躍する。職人だけを狙う「パン屋さん連続殺人事件」に巻き込まれたウォレスと愛犬グルミット、凸凹コンビが辿りつく謎の犯人の正体とは!?。英国では2008年のクリスマスシーズンのテレビ放映で、視聴率58%を叩き出したという。
作品は長編アニメーションとして発表された『野菜畑で大ピンチ!』以来3年ぶりの新作である。上映時間は29分で、『ベーカリー街の悪夢』のほか、『チーズ・ホリデー』、『ペンギンに気をつけろ!』、『危機一髪!』の3本も同時上映する。どの作品も世界各地のアニメーション賞を大量に獲得した作品である。
さらに今回は全ての作品を新字幕、新吹替、デジタルリマスター版で上映する。新しく生まれ変わった旧作も今回の見どころのひとつになる。
『ウォレスとグルミット ベーカリー街の悪夢』
(原題:A MATTER OF LOAF AND DEATH )
2009年7月18日(土)渋谷シネマ・アンジェリカほか全国順次ロードショー
公式サイト(三鷹の森ジブリ美術館) /http:// www/ghibli-museum.jp/wg
原作・監督/ニック・パーク
配給:三鷹の森ジブリ美術館

(c)Aardman Animations Ltd 2008