手塚治虫の生み出した名作マンガ『鉄腕アトム』が、ハリウッド生まれの超大作映画『ATOM』としてこの秋に甦る。映画は世界レベルのル3DCGアニメーション技術を持つイマージによるハリウッド版『鉄腕アトム』として、手塚治虫の作品を基に製作された。 作品はその話題性の高さから、兼ねてより国内外のメディアを賑わせていたが、いよいよ4月7日に日本でも正式に始動した。 (C)2009 Imagi Crystal Limited Original Manga (C) Tezuka Productions Co., Ltd. 4月7日には、映画のイメージとなるビジュアルが公開されたほか公式サイトも立ち上げられた。そして、国内の劇場公開が、今年10月の全国ロードショーであることも発表された。既に米国公開は10月23日と伝えられているから、日米のファンの前にほぼ同時に映画が姿をみせることになる。 日本での情報公開スタートになった4月7日は、実は鉄腕アトムの誕生日でもある。また、今年は手塚治虫の生誕80周年にもあたる。記念すべき年の記念すべき日に合わせた大型イベントになっている。 (C)2009 Imagi Crystal Limited Original Manga (C) Tezuka Productions Co., Ltd. 映画の魅力は、長年親しまれてきた『鉄腕アトム』のキャラクターが3DCGで表現されている点である。映像化を手掛けるイマージは長年親しまれてきたテレビ番組を見事にフル3DCGアニメ化した『TMNT』を、2007年に全米公開し、全米第1位にした実績を持つ。 今回も驚きの映像が実現しそうだ。誕生より半世紀、新しいかたちで姿を見せるアトムに多くの関心が集まる。 さらに豪華な声優陣も既に大きな話題を呼んでいる。主人公のアトム役は、『チャーリーとチョコレート工場』のフレディ・ハイモア、テンマ博士はニコラス・ケイジ、お茶の水博士はビル・ナイ、このほかクリスティン・ベル、ネイサン・レイン、ドナルド・サザーランドと大物俳優が揃う。 全米配給は、昨年、『トワイライト~初恋~』でメガヒットを実現したサミットメディアである。今回も米国では数千館規模の大規模な公開が予定されており、世界50カ国以上での上映も予定されている。この10月、日本でも『ATOM』が大きな注目を浴びるだろう。『ATOM』公式サイト /http://www.atom.kadokawa-ent.jp/2009年全国ロードショー配給: 角川エンタテインメント