インターネットを通じてマンガなどのエンタテイメント作品を配信する宝島ワンダーネットは、3月18日から21日まで開催した東京国際アニメフェア2009で、現在製作中のウェブアニメ最新2作品を公開した。 公開されたのは『SUMOライダー』と『逃亡作法』である。いずれもオリジナルのウェブアニメ企画となっている。宝島ワンダーネットは海外での評価に値する日本発のオリジナル企画の発信を目指している。これらの作品はそのひとつとなる。 初夏のウェブ配信開始を目指す 『SUMOライダー』は、宝島ワンダーネットが主催するデジタル・コミック大賞で2007年にフラッシュアニメ部門を授賞した さかしたのぶよしさんが、ビジュアルディレクターを務める作品である。日本のみならず世界配信を視野に入れているとしており、既にBBCからの取材も受けているという。 デジタル・コミック大賞は、世界に展開出来るマンガやアニメの優れた才能の発掘を目的としている。今回の新作では、早くもその成果を出すことになる。このほかシリーズ構成と脚本をますもとたくやさん、監修をさとうけいいちさんが行なう。 一方、『逃亡作法』は、第1回『このミステリーがすごい!』の大賞を受賞した東山彰良さんのミステリーを原作とする。ミステリーのアニメという試みが面白いだけでなく、それがウェブアニメというのは、これまでにない試みである。そのような作品が今後どのような姿を現すのか、関心を集めそうだ。 このほかにも同社のブースでは、宝島ワンダーネットが企画制作する多数のアニメ作品が出展された。また、宝島ワンダーネットでは、3月10日からデジタル・コミック大賞2009の募集も開始している。今後も、さらに新しい才能のプロデュースを目指すことになりそうだ。宝島ワンダーネット /http://www.twn.ne.jp/デジタル・コミック大賞 /http://mcomic.jp/2009/
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