話題のドキュメンタリーアニメーション『戦場でワルツを』 本年秋公開 | アニメ!アニメ!

話題のドキュメンタリーアニメーション『戦場でワルツを』 本年秋公開

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 「アニメーション」で「ドキュメンタリー」を表現する。最初は相容れない組み合わせに映るこの変わった方法で表現された作品が、ドキュメンタリー・アニメーション『戦場でワルツを』だ。
 個性的な表現方法もあり、作品はロサンゼルス映画批評家協会賞で最優秀アニメーション作品賞を受賞しただけでなく、全米映画批評家協会賞の最優秀作品賞、ゴールデン・グローブ賞の最優秀外国語映画賞、全米監督組合賞最優秀ドキュメンタリー映画賞など様々なジャンルにわたり受賞歴を重ねている。
 
 『戦場でワルツを』のアリ・フォルマン監督はイスラエル生まれで、テレビドキュメンタリー作品でキャリアをスタートした。その後、1996年に『セイント・クララ』、2001年に『MADE IN ISRAEL』の2本の長編ドキュメンタリーを監督しこの分野を代表する映像作家となった。
 『戦場でワルツを』は監督の3本目の劇場長編作品となるが、今回は長編作品として初めてアニメーションで制作を行っている。

 作品は自身をモデルにした主人公が、久しぶりに戦友と再会したことをきっかけに、自分には20数年前にレバノン侵攻に従軍した当時の記憶がないことに気付くことから始まる。かつての戦友たちをインタビューすることで、自身の記憶を掘り起こそうとする主人公。そして、その経験したシュールレアルな光景がやがて甦る。
 ドキュメンタリーをアニメーションで表現することについてフォルマン監督は、「今回のようなイマジネーションとファンタジーが満載の探求の旅は、アニメーションで描くのがごく自然なことだった」と語る。

 作品は、通常のアニメやアートアニメーションでもあまり見られないシリアスなものである。しかし、その内容の深さゆえに世界各国で高い評価をされている。
 また、物語に対する関心に加えて、ドキュメンタリー・アニメーションという表現領域のチャレンジが大きな注目となっていることも確かだろう。アニメーションという映像手段で一体何を表現できるのか、そしてなぜ敢えてアニメーションなのか、この秋公開される『戦場でワルツを』は、観る人に多くのことを語りかけてくるに違いない。

『戦場でワルツを』(WALTZ WITH BASHIR)
2009年秋、シネスイッチ銀座ほか全国順次公開
2008年/イスラエル・ドイツ・フランス・アメリカ合作、イスラエル映画/ドルビーデジタル/1:1.85/カラー/90分
配給: ツイン、博報堂DYメディアパートナーズ

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