2月6日から8日まで、ニューヨーク市マンハッタンにあるコンベンションホール ジャビットセンターで、ニューヨークコミコン(New York COMIC CON )が開催される。コミコンと言えば、およそ40年の歴史を誇り、毎年サンデイエゴで開催されるコミコンインターナショナル(サンディエゴ・コミコン)がよく知られている。 一方、NYコミコンは2006年に始まった歴史の短いイベントである。しかし、開始3年目の2008年には、サンディエゴ・コミコンの参加者のおよそ半分に達する6万人もの来場者を集める急成長を見せている。そのためファンからも企業からもNYコミコンに対する関心が高まっている。
もうひとつは、NYコミコンの運営者が、コミコンとは別に日本のポップカルチャーだけにテーマを絞ったニューヨーク・アニメフェスティバル(New York Anime Festival)を開催しているからである。主催者であるリードもアニメ・マンガ関連企業も、アニメ・マンガについては、自社コンテンツのファンが多いニューヨーク・アニメフェスティバルに重点を置いているようだ。 それでも、日本のアニメ・マンガファン以外の潜在的な顧客はおり、そうしたファンにアプローチ出来るという点で、アニメコンベンションとは異なるコミックコンベンションの存在は企業にとって見逃せないものだ。