米国の映画芸術科学アカデミーは、2008年第81回アカデミー賞のVFX部門にあたる視覚効果賞のノミネート候補7作品を発表した。 今回発表されたのは、『オーストラリア』や『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』、『ダークナイト』、『ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー』、 『アイアンマン』、『センター・オブ・ジ・アース』、 『ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝』である。 視覚効果賞のノミネート候補作品は、既に12月に既に15作がピックアップされている。つまり、今回の選考は第二次選考の位置づけである。 今後、1月22日に今回絞り込まれた7作品からさらに3作品がノミネート作品として絞り込まれる。そして、2月22日のアカデミー賞授賞式で視覚効果賞が発表され、受賞作が決まる仕組だ。 公開映画全体→15本→7本→ノミネート(3作品)→受賞作と、実に4段階もの選考が行なわれることになる。アカデミー賞の競争の厳しさを象徴するような、選考過程である。 12月に発表された一次選考から『ダークナイト』、 『アイアンマン』などの有力作品が残った一方で、『ナルニア国物語 第2章:カスピアン王子の角笛』や『クロバーフィールド』、『地球の静止する日』、 『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』などの話題作、大作が既に姿を消している。 注目は、SF映画以外で唯一選考対象作品に残った『オーストラリア』、そして日本国内でも3-D(立体)映画として話題を呼んだ『センター・オブ・ジ・アース』だろう。 1月22日にノミネート3作品は何が選ばれるか、そして受賞作は、ハリウッドのVFX関係者の関心も高まっている。米国の映画芸術科学アカデミー協会 /http://www.oscars.org/【米国アカデミー賞 視覚効果賞ノミネート候補作品】 ■ 『オーストラリア』 ■ 『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』 ■ 『ダークナイト』 ■ 『ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー』 ■ 『アイアンマン』 ■ 『センター・オブ・ジ・アース』 ■ 『ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝』
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