小学館は同社のマンガ作品を紹介するウェブサイト「ソク読み」で、印刷メディアで未公開のエピソードを無料公開する。12月24日から新たな企画として開始した。 無料公開されるのは、寒川一之さんの『GOLDEN★AGE』と麻生羽呂さんの『呪法解禁!! ハイド&クローサー』の2作品である。 いずれの作品も週刊少年サンデーで連載し、現在連載が終了している。今回はこれらの作品の続編を完全描き下ろしで執筆し、無料でウェブ公開する。 作品は『GOLDEN★AGE』は弱小サッカーが成長して行くスポーツマンガ、『呪法解禁!! ハイド&クローサー』は主人公が世界中の呪術師と戦う冒険アドベンチャーとなっている。 「ソク読み」は、2007年5月に小学館がオープンした電子マンガ販売サイトだ。PC、インターネットを通じて、小学館の人気マンガ作品の単行本を購入できるだけでなく、電子書籍版も購入可能である。 また、作品紹介の一環として、販売作品の最初の部分を最大50ページ無料で公開する。今回の無料公開も、このシステムを利用している。しかし、これまでの作品が全て既存の単行本からの提供だったのに対して、今回は描き下ろしエピソードになっている。また、連載のかたちを取っており、雑誌掲載のウェブ版になっている。 両作品の初回掲載は12月24日、次回の更新は1月7日となる。期間限定の無料配信とされているため、今後有料課金に移行する可能性もあるが、しばらくは無料での閲覧が続きそうだ。 インターネットやモバイルでのマンガへの関心が高まるなか、近年はウェブにおける描き下ろしマンガの公開が増えつつある。スクウェア・エニックスの「ガンガンONLINE」やYahoo!の「FlexComix ブラッド」の無料Webマガジンの試みは、大きな話題を呼んでいる。 一方、Web発のマンガの弱点は、作品の知名度の向上が雑誌に較べて難しいことである。能動的な検索が求められるウェブでは、無名の作品の人気をいちから築くのは雑誌連載よりハードルが高い。 しかし、今回の様に雑誌連載されていた作品は、既に知名度があり、作品のファンもついている。Web連載を行っても最初からある程度の人気が見込めるし、単行本化しても売上が期待できる。 ウェブを利用したマンガビジネスでは、現在様々な試みが続いている。そうした中でも、今回は注目の企画と言えそうだ。小学館 ソク読み /http://sokuyomi.jp/
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