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発売初日にはアルバムが、オリコンアルバムデイリーチャート6位にランキングされた。ゲーム発のキャラクターソングのCDがアルバム総合チャートにランキングするのは極めて珍しく、シリーズ作品の人気を見せつけた。
CDのベースとなる女性向けの恋愛ゲーム「VitaminX」シリーズは、女性教師が個性的な生徒を指導しながら、恋愛アドベンチャーを繰り広げる。恋愛アドベンチャーゲームとして絶大な支持を集めるヒット作である。
作品のキャラクターである男子生徒にそれぞれ人気があり、彼らが歌うキャラクターソングが人気を呼んでいる。今回発売されたのは、そうしたこれまでのキャラクターソングアルバムのベストソングを集めたものだ。
また、従来のCDからのベストに加えて、三浦祥朗さん演ずる永田智也の新曲キャラクターソング「シュビドゥバ危機(クライシス)」がボーナストラックとして収録されている。こちらのほうも見逃せない。
今回、このボーナストラックのキャラクターソング収録後に行われた三浦祥朗さんの公式インタビューも発表されている。こちらからも作品の魅力が伝わってくる。
(C)2007-2008 HuneX (C)2007-2008 D3 PUBLISHER (C)Hirotaka Maeda
「シュビドゥバ危機(クライシス)」/永田智也(CV:三浦祥朗)
三浦祥朗さんインタビュー
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歌い終えまして、大変疲れました(笑)今回のキャラクターソングは僕的には「翼の秘書の永田」らしい曲ではないと思っていまして、皆さんの思う永田像を良い意味で裏切る感じの曲になっていると思います。その分も含めて体力を使いました。
歌詞は永田だったらこういう風なんだろうなって感じなんですが、曲とか歌い方がちょっと永田とは違うと感じました。
ゲームの時は無機質で秘書の仕事を淡々とこなすという感じのキャラだったのですが、ドラマCDだと腹黒くて一番最後でおいしい所を持っていくキャラになっているので、それが歌になっているのかなとお話を頂いた時には思っていました。
実際歌詞や曲を頂くと歌詞の内容もそれっぽいところはあるんですが、わりと腹黒いところが全面に出ています。隠していない感じがします。自分が狙っているぞというのが完全に出ちゃっている感じです。
■インパクトの強い歌詞ですが、印象に残ったところはありますか?
収録の時も凄い時間がかかったんですが「シャバダバダバダバダバダァ」です(笑)
音に乗せると凄い難しくて、途中から喋れなくなりました。考えれば考える程わけがわからなくなって…そういう意味では印象に残っています。
全体的には古い言葉の使いまわしが疲れた男を演出するような感じで格好いいなと思いましたし、「忍ぶ恋」という感じでそういうのを全面に出さないのが永田っぽいなと思いました。
が、歌詞を見れば見る程、曲を聴けば聴くほど永田の歌だとわからなくなるくらいの「シュビドゥビ・シュビドゥバー」「シャバダバダバダバダバダァ」でした(笑)
■最後に読者へメッセージをお願いします。
大変難産をした曲でございます。ただ、スタッフの皆様のお力で素晴らしい曲と、素晴らしいベストアルバムになると思いますので、宜しければ聴いて頂けたらなと思っています。
「VitaminX Evolution」 公式サイト /http://www.d3p.co.jp/vitamin_x_evo/
「VitaminX」 公式サイト /http://www.d3p.co.jp/vitamin_x/