少女マンガ界の中で最も華やかな作家と言えば、一条ゆかりさんの名前は外すことは出来ないだろう。
1968年のデビュー以来40年、累計売上2700万部の『有閑倶楽部』や『デザイナー』、『砂の城』など数々の人気作品を生み出してきた。多くの作品の特徴は、豪華できらびやかさ、そして深い物語性である。
その一条ゆかりさんが現在「コーラス」（集英社）に連載中、そして大きな注目を浴びる作品がオペラ歌手を目指す全く異なる二人のヒロインのプライドが激突する『プライド』である。
この『プライド』が実写映画化され来年1月に丸の内ＴＯＥＩ(2)ほかにて全国公開される。
イラスト：(ｃ)一条ゆかり／集英社
映画『プライド』は、一条ゆかりさんのマンガ家デビュー40周年記念作品映画ともなっている。作品のテレビドラマ化などはこれまでにもあるが、意外なことに一条作品の映画化は今回が初めてだという。そのゴージャスな世界の映像化に期待したところだ。映画の監督は、『ガメラ』シリーズや『デスノート』シリーズなど数々のヒット映画を手がけた金子修介氏が行う。さらに主演は第49回日本レコード大賞新人賞も受賞したステファニーさんと若手実力派女優の満島ひかりさんである。物語同様に、豪華なヒロインの競演も見所になるだろう。
また、今回の映画公開に先立って、一条ゆかりさんが映画のためだけの特別イラストを描き下した。
劇場用ポスターにも使用され、10月28日発売の雑誌「コーラス」（集英社）連載ページ中扉にも登場するイラストである。来年1月の全国公開に向って、このポスターと共に映画『プライド』は大きな注目を浴びそうだ。
ポスター：(ｃ)2008プライド製作委員会
「プライド」 /http://www.pride-movie.jp/
原作： 一条ゆかり （「プライド」 集英社 コーラス連載）
出演： ステファニー／満島ひかり／渡辺大／高島礼子／及川光博／由紀さおり／五大路子／ジョン・カビラ／キムラ緑子／新山千春／黒川智花／長門裕之
監督： 金子修介
脚本： 高橋美幸／伊藤秀裕
制作： エクセレントフィルム
製作： プライド製作委員会
配給： ヘキサゴン・ピクチャーズ＋シナジー 宣伝 ：アステア
2008／日本／35ｍｍ／カラー／ビスタサイズ／ドルビーSR／上映時間126分
