長編アニメとメディアアート特集 文化庁メディア芸術祭つくば展 | アニメ!アニメ!

長編アニメとメディアアート特集 文化庁メディア芸術祭つくば展

 文化庁メディア芸術祭は、11月1日から3日まで、地方展として「文化庁メディア芸術祭つくば展」をつくば市の筑波大学で開催する。文化庁メディア芸術祭は、メディア芸術の振興のため文化庁が主催している。
 一般的には毎年冬に発表される文化庁メディア芸術祭大賞が

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 文化庁メディア芸術祭は、11月1日から3日まで、地方展として「文化庁メディア芸術祭つくば展」をつくば市の筑波大学で開催する。文化庁メディア芸術祭は、メディア芸術の振興のため文化庁が主催している。
 一般的には毎年冬に発表される文化庁メディア芸術祭大賞が知られている。一方で、国内外でのサテライト企画も積極的に開催している。

 今回もそのひとつだが、つくば展では特に「メディアアート展示」と「劇場公開アニメーション上映」にフォーカスする。これは1997年に初めて芸術祭が行われた際に、デジタルアート[インタラクティブ] 部門大賞を筑波大学大学院生の近森基氏が、アニメーション部門大賞を宮崎駿監督が受賞したのにちなむものだという。
 芸術祭を運営するCG-ARTS協会によれば、これが現在のメディア芸術祭の方向性決定付けたためである。つまり、メディア芸術祭の現在の特長であるアマチュアとプロの境界線、非商業と商業の境界線、アートのエンタテインメントの境界線を越える、の原点というわけである。

 そこで今回の上映企画では、これまでのメディア芸術祭のアニメーション部門で大賞を受賞した作品のなかから特に日本の長編アニメーションをピックアップしている。
 全部で7本、1997年第1回の受賞作『もののけ姫』から昨年の『河童のクゥと夏休み』、さらにその間を『千年女優』、『マインド・ゲーム』、『時をかける少女』、『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ! 戦国大合戦』などが埋める。登場する監督は宮崎駿氏、原恵一氏、今敏氏、細田守氏、湯浅政明氏らで、そのまま現在の日本アニメを代表する顔で通じそうだ。
 ラインアップの作品は、様々な分野にわたり一見はとりとめなく見えるが、それらを並べることで、過去12年間の長編アニメの概略を掴むことも出来る。さらにメディア芸術祭が目指して来たものも垣間見える。

文化庁メディア芸術祭 つくば展 Japan Media Arts Festival in Tsukuba
/http://plaza.bunka.go.jp/festival/event/

会期: 2008年11月1日~11月3日 10時~18時
会場: 筑波大学 総合交流会館・講堂
入場: 無料
・上映会やシンポジウムは当日先着順。・混雑時には整理券を配布する場合あり。
主催: 文化庁
共催: 第23回国民文化祭茨城県実行委員会、筑波大学、CG-ARTS協会

■劇場公開アニメーション上映(筑波大学 講堂)

11月1日(土)
11時  『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ! 戦国大合戦』
13時10分  『マインド・ゲーム』

11月2日(日)
11時  『時をかける少女』
13時10分  『河童のクゥと夏休み』
16時  連句アニメーション『冬の日』

11月3日(月・祝)
11時  『千年女優』
13時10分  『もののけ姫』
《animeanime》
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