原作は、集英社「ビジネスジャンプ」にて1998年~2006年に連載された。プロ野球を舞台に、主人公・渡久地東亜らが仕掛けるギリギリの深層心理を突いた勝負が見せ場の心理エンターテインメント作品。原作の甲斐谷忍さんは心理サスペンス作品「LIAR GAME」が2007年にドラマ化し注目を集めたことでも知られる。
物語は、野球チーム「埼京彩珠リカオンズ」の児島弘道が沖縄で自主トレーニングをしているときに「ワンナウト」と呼ばれる賭け野球をしている渡久地東亜と出会う。「ワンナウト」は投手と打者による1打席勝負の賭け野球で、東亜はそれで無敗を誇る伝説の男。
実力はありながらも一度も優勝をしたことがない児島はワンナウトに勝利を収め、東亜をスカウトする。東亜の入団で万年Bクラスの弱小球団は変わってゆく。従来の野球マンガとは大きく異なる独特の心理戦が描かれる。
アニメ制作はマッドハウスである。スタッフは『逆境無頼カイジ』、『闘牌伝説アカギ』で監督を務めた佐藤雄三さん、シリーズ構成を務めた高屋敷英夫さんらが担当する。
緊迫感と展開の面白さをアニメで表現するには定評のあるスタッフが、これまでにない野球の心理戦を描く。
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(c)甲斐谷忍/集英社・ワンナウツ製作委員会(仮)
『ワンナウツ』
【スタッフ】
原作: 甲斐谷忍(集英社 ビージャンYJC刊)
監督: 佐藤雄三
シリーズ構成: 高屋敷英夫
キャラクターデザイン: 梅原隆弘
音楽: 松本晃彦
音響監督: 本田保則
アニメーション制作: マッドハウス