栗本薫さんの執筆する長編ヒロイックファンタジー小説『グイン・サーガ』が、テレビアニメ化されることが明らかになった。8月7日発売のグイン・サーガ第122巻『豹頭王の苦悩』の帯広告で告知されたほか、既にネット上には公式サイトの告知ページが公開されている。 これらによれば、生誕30周年にある2009年の春に作品がテレビ放映される。また、公式サイトにはアニプレックスへのリンクが張られており、作品製作にアニプレックスが参加することも伺える。 原作となるグイン・サーガは、SFやファンタジー、推理小説、時代小説など多彩な執筆活動を続ける栗本薫さんの代表作で早川書房より刊行されている。 中原と呼ばれる世界を舞台に、豹の頭を持つ謎の戦士グインを中心に、若き戦士や絶世の美女、魔道士、怪物などが登場する。剣と魔法の世界に展開する冒険アクションファンタジーとなっている。 現在、第122巻まで発刊されているが、物語はまだ完結しておらず刊行が続いている。一人で書いた小説としては、日本で最も長い作品とみられている。 作品は1979年に刊行を開始し、長い年月にわたっていることから世代を超えて人気が高い。これまでもファンからの映像化の要望は大きかったが、物語が長大であることから映像化は困難と見られていた。今回はこうした作品の映像化だけに大きな注目が集まることになるだろう。 グイン・サーガのアニメ化は、2005年にアニメーション制作会社のミコット・エンド・バサラから企画が発表されたこともある。しかし、その後は長いことアニメ化の動きはなかった。 今回アニメ企画が本格的に動き出したことで、今後は、アニメ版の内容にファンの注目が集まりそうだ。監督やキャラクターデザイン、それにそれぞれに多くのファンがついているキャラクターの声優、また、長大な物語のどの部分を映像化するのか、アニメ版として物語は完結するのかなど今後の発表が待たれる。グイン・サーガ 公式サイト 告知ページ /http://www.guinsaga.net/早川書房 /http://www.hayakawa-online.co.jp/
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