13年振り新録音 3D化した「攻殻機動隊2.0」は別作品 | アニメ!アニメ!

13年振り新録音 3D化した「攻殻機動隊2.0」は別作品

イベント・レポート

 1995年に公開され、その後世界のSF映画シーンに大きな影響を与えた劇場アニメ『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』が、押井守監督自らの手でリニューアルされ13年振りに生まれ変わる。
 この2008年版『攻殻機動隊』である『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊2.0』が、7月12日に全国5都市で劇場公開となった。
 映画は最新デジタル技術を利用し、新作3DCGカットやデジタルエフェクトも盛り込んだ。アフレコやサウンドも一新した。さらに映画の鍵を握る人形使い役を新たに女性の声に変え、ベテラン声優榊原良子さんを起用したのも大きな話題である。

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 この劇場公開を記念して東京・新宿ミラノ2で、押井守監督、主人公草薙素子役田中敦子さん、バトー役大塚明夫さん、人形使い役榊原良子さんをゲストに舞台挨拶が行われた。
 人気シリーズの原点となる作品だけに、舞台挨拶が行われた新宿ミラノ2はおよそ600の座席が満席、さらに立ち見が出るほどであった。

 そうした観客のなか押井守監督は、今回13年ぶりに作品をリニューアルした理由を、『攻殻機動隊』は自分にこれだけ大きな影響を与えている作品だが、スクリーンで意外と観られていないためと話した。また、米国のスカイウォーカーサウンドのランディ・トムさんとトム・マイヤースさんと攻殻の話をしたのがきっかけという。
 作品については単なるリニューアルでなく、今後どんな映画を作るのか、日本のアニメを占ううえで演出上の試みも含んでいるという。さらにリニューアルを行っても前のバージョンは消滅したわけでなく、それは別に今後も生き残る、今回はバージョンアップなのだと語った。

 大塚明夫さんは、13年という年月や、人形使い役が男性から女性に変わったことで自分の演じかたが変るが、それは自分から変えるのでなく勝手に変わるだろうと思ったと、自然体のアフレコの様子を紹介した。
 田中敦子さんも、最初は同じものを13年ぶりにやるのだから前以上のものを出せないと思い緊張した、しかし、途中でいろいろなことをとやかく考えるのは止めようと、アフレコ当日は楽しみながらだったという。

 今回、新たに参加となった榊原良子さんは、前回の家弓家正さんの男性の声から変更になったことについて、重責を負う気持ちと役の重みを感じている様子であった。
 アフレコにあたってはずっと勉強をし、さらにそれに行き詰った際には哲学書も読んだという。アフレコ当日は台詞を全て覚え、家弓さんとは異なる解釈を行った。そして、素晴らしい作品、難しい役を演じられてとてもうれしく、光栄ですと語った。

 毎回劇場前に長蛇の列が出来るなど、『攻殻機動隊2.0』は初日から快調なスタートを切った。こうした劇場の盛況もあり、これまで全国5館のみとされた公開劇場に、7月19日から新たに都内2館(渋谷・銀座)が加わることが発表された。

『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊2.0』
/http://www.bandaivisual.co.jp/koukaku-special/movie.html
/http://sky.crawlers.jp/news/koukaku-ver2.html
《animeanime》
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