サンリオピューロランド 「鬼太郎」の3D体験型アトラクション登場
東京・多摩市のテーマパーク サンリオピューロランドに、人気アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』をテーマにしたアトラクション「ゲゲゲの鬼太郎 妖怪JAPANラリー3D」が7月12日から導入される。
アトラクションはパーク内の3Dアトラクション「夢のタイムマシン」を利用したも
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アトラクションはパーク内の3Dアトラクション「夢のタイムマシン」を利用したもので、立体映像と映像に合わせて動く椅子(ムービングシート)が組み合わせたものとなる。東映アニメーションが開発を続けるハイクオリティーの東映アニメのCG技術と人気アトラクションのコラボレーションとなる。
テレビアニメ『怪~ayakashi~化猫』、『モノノ怪』の独特の映像美で高い評価を受けた中村健治氏が 20分ほどのアトラクションの映像を監督する。さらにテレビアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』のシリーズ構成を行う三条陸氏と新進気鋭の木原大輔氏がストーリーを手がける。
一流スタッフが手により、人気アニメの世界が体験型アトラクションで繰り広げられる。テレビにないエンタテインメント体験が人気を呼びそうだ。アトラクションの設置期間はおよそ2年間を予定している。
サンリオピューロランドはその名前が示す通りサンリオの子会社である。このため『ハローキティ』や『おねがいマイメロディ』などのサンリオの人気キャラクターが、アトラクションやショーに積極的に導入されている。
このためサンリオピューロランドに、東映アニメのコンテンツが提供されるのはやや驚きを感じる。しかし、実際にはパーク内では、サンリオ以外のコンテンツがこれまでも積極的に登用されている。
資本関係につながりのあるセガサミーグループからは、『オシャレ魔女ラブ&ベリー』や『恐竜キング』が提供され、イベントショーを行い集客に大きな力を発揮している。
さらに『ゲゲゲの鬼太郎』と同じく、東映アニメの人気アニメ番組『デジモン』をテーマにした立体映像アトラクションも行われた。
サンリオのような大きな人気キャラクターを持つ企業でも、自社キャラクターだけでテーマパークを運営するのは難しい。それはキャラクターのイメージが強いほど、来場者の層を限定してしまうからである。
属性の異なる大型キャラクターの導入は、客層を広げる有効な手段である。今回の『鬼太郎』のアトラクション導入にも、サンリオピューロランドのそうした考えがあると見られる。
大手テーマパークが日本のアニメキャラクターを積極的に登用するケースはほかにもある。大阪にある米国メジャースタジオ・ユニバーサルの映画世界をコンセプトにしたユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)では、これまでに『鋼の錬金術師』や『機動戦士ガンダム SEED』のアトラクションが設けられたことがあった。
こちらもハリウッド映画と日本アニメという意外な組み合わせだが、客層の拡大を狙ったものであった。 集客手段に悩む国内テーマパークは少なくないから、今後も人気の高いアニメ作品の導入を目指すテーマパークは増えるかもしれない。
サンリオピューロラン /http://www.puroland.co.jp
サンリオピューロランド 特設サイト
/http://www.puroland.co.jp/show/timemachine/
ゲゲゲの鬼太郎公式サイト /http://www.toei-anim.co.jp/tv/kitaro/