東京都の杉並アニメーションミュージアムは、11月27日から12月9日まで開催される「アニメーター・逢坂浩司展」の概要を発表した。展覧会は今年の9月に逝去された逢坂浩司氏の業績を振り返るもので、同氏が携わった作品を一同に集めて紹介する。 展覧会では、同氏の手がけた『機巧奇傳ヒヲウ戦記』や『機動戦士Vガンダム』などの原画、キャラクターデザインを展示するほか、これまで手がけた作品を年代ごとの年表にして仕事の変遷を追う。 また、生前に同氏と親交が深かった人たちによる、同氏への追悼文を展示する。さらに上映室を利用して逢坂氏が作画監督を務めた作品の上映を行う。平日はテレビシリーズ、土日は劇場作品を中心にプログラムを組む予定である。 12月2日14時からは、生前に同氏と親交が深かったアニメーターの小森高博氏らを迎えた追悼イベントも行われる。 2週間という決して長くない期間ではあるが、逢坂浩司氏の業績を振り返る貴重な機会になるだろう。杉並アニメーションミュージアム企画展「アニメーター・逢坂浩司展~追悼展示会~」/http://www.sam.or.jp/開催期間: 2008 年11 月27 日(火)~12 月09 日(日)所在地: 杉並アニメーションミュージアム開館時間: 10 時〜18 時(入館は17 時30 分まで最終日は15 時まで)休館日: 毎週月曜日(月曜日が祝祭日の場合は翌日)入館料: 無料企画: 株式会社ボンズ制作: 東京アニメセンター■ 展示内容1部: 作品年表コーナー逢坂氏が手掛けた数々の作品を年代ごとに一枚の年表にして展示。2部:原画・キャラクターデザイン展示「機巧奇傳ヒヲウ戦記」「機動戦士Vガンダム」など逢坂氏が携わった作品の原画とポスター・チラシを並べて展示。3部:追悼パネル展示逢坂氏と生前、親交の深かった方々からの同氏に対する追悼文を展示。4部:追悼コーナー会場を訪れるファンのために、逢坂氏へのメッセージコーナーを設置。■ 上映逢坂氏が作画監督を務めた作品を、平日はテレビシリーズ・土日は劇場版を中心に上映。*上映作品やスケジュール詳細は、追ってホームページにて発表■ 追悼イベント開催12月2日(日)14:00より、逢坂氏と生前、親交の深かった方々による座談会を開催。出演者: 小森高博氏 他*出演者詳細やお申し込み方法は決定次第、ホームページにて発表■杉並アニメーションミュージアムの告知より「~逢坂浩司氏は、学生の頃より日本アニメ界の重鎮・谷口守泰氏に師事、同氏が主催する作画スタジオ『アニメアール』において<サンライズ>制作のアニメーションに参加。毛利和昭、加藤政広、貴志夫美子、吉田徹、柳沢まさひで、沖浦啓之、現Production I.G 取締役・黄瀬和哉らと『アニメアール』黄金期を彩った。後に、アニメ制作プロダクション『ボンズ』の設立に携わり、取締役に就任。 「装甲騎兵ボトムズ」「蒼き流星SPT レイズナー」「シティーハンター」「機動戦士Vガンダム」「鋼の錬金術師」「絢爛舞踏祭 ザ・マーズ・デイブレイク」「獣王星」「機巧奇傳ヒヲウ戦記」など、数多くの人気作品のキャラクターデザイン、作画監督、原画を担当した日本トップクラスのアニメーターである。2007 年春頃から体調を崩し、故郷の大阪で療養中であったが、同年9 月24 日に逝去。その訃報は各新聞の全国版にも伝えられ、数多くのファンが哀悼の意を示した。本企画は、スター・アニメーター逢坂浩司氏の作品を一堂に集め、同氏の軌跡を振り返ります。逢坂氏の死は、日本アニメ界にとって大きな損失と言えますが、同氏が生み出した作品は未来永劫ファンに支持され、日本アニメの歴史にひときわ鮮明な存在感を示すことでしょう。2週間という短い期間ではございますが、ぜひミュージアムまで足をお運びください。~」
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