新たなクリエイターの発掘と育成を目指す東京コンテンツマーケット(TCM)2007が、10月25日、26日の開催に向けて来場者登録を開始した。 TCMは新しい才能のビジネス支援を目的に、ビジネススマッチングやコンペティション(TCMアワード)、シンポジウムなどを中心に開催する。 毎年、東京国際映画祭やコンテンツ企画マーケットTIFFCOMと同じ時期に、独立行政法人中小企業基盤整備機構関東支部の主催で開催される。今年も両イベントと合わせて六本木ヒルズで行われ、国内外の映画やコンテンツ業界関係者に厳選された約80の出展者による作品をアピールする。 TCMアワードの受賞は、TIFFCOMの企画するコンテンツテーションのTokyo Project Gatheringなどへの参加機会も与えられる。まさにより広いチャンスを得るための場所となっている。 TCMは誰でも無料で入場可能だが、より多くの人が出会える機会を増やすことを目的に来場者登録を行っている。9月8日からこの来場者登録が開始している。 また毎年ユニークなゲストで注目を浴びているシンポジウムの内容も既に発表になっている。TCMのビジネス面でのサポートを行うTCMコーディネーターによる「『TCMコーディネーター』会議」(25日13時30分~)のほか、「コンテンツコラボレーションに見るweb2.0時代の著作権ビジネス」(25日16時~)、「変化する広告メディアとしてのオンラインゲーム」(26日13時~)、「本格化する仮想社会ビジネス最新情報」(26日15時~)などである。 「『TCMコーディネーター』会議」には、アニメ製作会社GDHのCOO内田康史氏やインデックスホールデイングスの大森洋三取締役、ゲーム開発のキューエンターテインメントのCCO水口哲也氏がパネリストになる。 また「コンテンツコラボレーションに見るweb2.0時代の著作権ビジネス」では、アクティブに版権ビジネスを展開し注目を集める手塚プロダクションの清水義裕氏や『やわらか戦車』で予想を超えたプロモーション戦略を次々に打ち出すファンワークスの高山晃社長が注目である。 出展者のレベルの高さとその後の活躍で年々評価を高めているTCMだけに、今年も多くの才能あるクリエイターの登場が期待出来る。東京コンテンツマーケット2007 /http://tcm2007.smrj.go.jp/
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